今日はいよいよ、旧岩崎邸の洋館内部へ深く潜入するぞ!
よいこは準備オッケーかな?
なんといっても、この素晴らしいエントランスに見とれちゃうよね
シュロの樹がエキゾチックな雰囲気だしてウットリ
なんて言ってるといつまでも中に入れない!
係の方に券を見せて・・・まず入り口で靴をぬごう
ぬいだ靴を入れるビニール袋がもらえるからね、
それに自分の靴を入れてね
出口は和館のほうだから、靴は持って歩くんだよ
建物の中は絨毯がしいてあるからフカフカ歩けるよ
これは、建物を傷つけないための工夫なんだ
日本人なら靴をぬいでおうちへ上がるのは抵抗ないから大丈夫だよね
それに床が汚れないし、履物をぬいでなんだかリラックスしてきたぞ〜!
とはいえ、往時の洋館では、みなさん靴をはいたままだったようだ
昨日の記事に載せた岩崎家のご家族の写真では、
みんな履物をはいているからね
おっと、入り口正面にいきなりこんな写真が!
いったい誰の写真なのかな?西洋人のようにもみえるぞ・・・
そんなときは遠慮せずに、館内の係員さんにドシドシ質問してみよう!
とても親切におしえてくださるよ
家元、このときは入ってすぐだったので、
そのあたりのコツがよくわからなかった
質問すればよかったなぁ〜と後悔してるんだ
次回、かならず聞いてみよう
不思議な写真のところで廊下は左右に分かれているよ
右手を見ると・・・
なんだかきになるなぁ〜
そう、右手へ進むと、岩崎家の人々が住居として使っていた
和館へつながっているんだ
でも、ここは順路通り左手へすすもう!
アール・ヌーボー調の磨りガラスのスクリーンや
撞球室や国会議事堂の壁紙に使われていた金唐革紙の衝立
この金唐革紙は、お屋敷の内装のすばらしさにおいて
大きな比重を占めているんだよ
そのことについては後ほどくわしく触れてみたい
ここでは、金唐革紙の見た目の豪奢さにノック・アウトされてね〜
さらにすすむと、突然そこには大広間のような空間が・・・
そして素晴らしい階段が姿をあらわすぞ
家元は立派な階段がだいすき!ワクワクするなぁ〜
それに柱のエキゾチックな彫り物に大注目!
階段をのぼってみようね
2階の踊り場も広いホールのようになっている!
振り返ると、そこには一階のホールが・・・
階段の手すりにも凝った細工が施され、いちいち感動しちゃう
柱の向こう側に、ホールの暖炉が見えるかな?
階段踊り場の窓、繊細なレースみたいだね
2階にはお部屋がたくさんあるよ
ここはご婦人方の語らいの部屋、まるでちっちゃなヴェルサイユみたいだね
「おほほほほほぉ〜、ポリニャック夫人ったら、お上手ですこと〜」
このご婦人方のお部屋はイスラム風な装飾になっているのだけど
洋館全体にもどこかしら東洋と西洋が出会う場所、
イスラームを思わせる意匠が多い
また、元々岩崎家の迎賓館として、
パーティーや式典などに利用されていたこの洋館
おもてなしの心が随所にかんじられるよ〜
部屋ごとに趣向をこらした天井、デザインと灯りがお客様の心をなごませる
このお部屋は天井のかたちがおもしろいね
昔は日本ももっともっと寒かった
ホール、広間、そしてすべてのお部屋には暖炉やスチーム暖房設備が整っている
不覚にもスチーム暖房機の写真を撮り忘れちゃったんだけど
すばらしく凝った柄で装飾されていて感心した
当時すでに地下ボイラー設備を配しスチーム暖房を行っていたんだよ〜
スチーム暖房を併用することで、
建物を暖炉の強すぎる火力から守っていたんだって
建物や内装がこんにちあるのも、このスチーム暖房のおかげだそうだ
冬も暖かく快適に、というおもてなしの心だけじゃない、
建物にもやさしい配慮があったんだね、さすがコンドルさん!
あれ?ここは・・・
やっぱりトイレだ〜
男子用の小便器は一流陶磁器メーカー英国王室御用達ロイヤルドルトン社製!
奥のガラス仕切りの向こう側に腰掛け式便器があるよ
中には入れないけど、首を長〜くしてのぞくことは可能だ
でも、よいこは気をつけて!
このお屋敷の壁や柱は、長い年月を経て
その味わいが美しく輝いている重要な文化財
よいこみんなの宝なんだ
壁や柱や調度品には、特にオッケイだよと表示されていない限り
絶対に手を触れないでね
このお屋敷の素晴らしさは、お部屋の中がとても自由に見学できることや
写真を撮ったり、ゆっくりくつろいで見学できること
でも見学者がマナーを守れなければ、
いずれは「あれはダメ」「これもダメ」とならざるをえない
最悪の場合、見学できないエリアが増えることにもなってしまう
かわらぬおもてなしの心で、今もよいこをやさしく迎えてくれる旧岩崎邸
よいこはマナーを守って、たいせつにいつくしむ気持ちで見学しようね!
次回はお屋敷の素晴らしい内装、金唐革紙と
ミントン・タイルについてご紹介するよ
みんなたのしみにしていてね!
家元のリポートが待ちきれないよいこは
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