おで様流



旧岩崎邸庭園パート3/金唐革紙とミントン・タイルの巻 (東京のたのしい)



旧岩崎邸庭園潜入リポート第三弾!
今日はお屋敷のうつくしい内装についておとどけするよ〜



よいこは鹿鳴館ってしってる?

江戸時代が終わって開国した日本は、
国家として欧米列強と対等な立場を保ちたかった
もうチョンマゲ結って刀さしてる場合じゃないぞ!文明開化だ!西洋化だ!
西洋といえば、舞踏会だ〜!


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ってことで・・・

あせった明治政府は、
後に旧岩崎邸の設計もすることになるイギリス人建築家
ジョサイア・コンドルさんを招き「これぞ本格的西洋建築だぞぉ〜!」
とばかりに、鹿鳴館をおっ建て、
そこでは夜な夜な(?)舞踏会が催されました・・・とさ

(鹿鳴館の完成は1883年、岩崎邸は1896年竣工)


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徳川三百年の歴史もなんのその
いきなり着物からドレスに着替えたご婦人方、
和服から洋服へ着替えた紳士のみなさま
最初はなんだかチグハグだったんじゃないかなぁ〜


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しかし、中にはすばらしい美人もいたよ
「鹿鳴館の華」とよばれた伯爵陸奥宗光夫人、陸奥亮子だ
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うつくしいねぇ〜
元々新橋の売れっ子芸妓、というところもなんだかいいなぁ〜

駐米大使となった夫と共に渡ったアメリカでは
「ワシントン社交界の花」といわれました
美人はどこへいっても「華」とか「花」とかいわれるんだね!





そんな鹿鳴館の装飾につかわれていた金唐革紙(きんからかわし)の屏風が
旧岩崎邸に展示されている
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金唐革紙は、お部屋の壁紙としてもおどろくほどふんだんに使われているんだよ
美しく復元された金唐革紙の壁紙に注目だ!
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西洋では革をつかって作られるそうだが、
日本では和紙を使う特殊な技術が生まれた
手の込んだ製作工程がみられるよ
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こんなロールをつかって作るんだね
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ここで実際に触れて感触をたしかめられるから、
お部屋の壁にはさわらないでね
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岩﨑家、家族の肖像写真が撮影された一階のサンルームf0109989_2012.jpgf0109989_202164.jpg


そこにある売店では
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おみやげが買えるのだけれど
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家元が注目したのは、実際の金唐革紙でできたしおり
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おもわず買ってしまいました、1000円也
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他にも、現代の金唐紙作者、上田尚(うえだ・たかし)氏の作品があるよ
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上田氏の作品は、あのペニンシュラ東京の最高級ルームにも華をそえているのだ!
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たしかに高級だけど、和紙をつかって作られる金唐紙の技術とその美しさは
日本が世界に誇る伝統工芸にちがいない
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お屋敷のお部屋や暖炉、テラスの床には、
イスラームな雰囲気を感じるミントン・タイルがふんだんに使われているよ

暖炉は各部屋でちがったデザインになっていてステキ!
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旧岩崎邸の色鮮やかなタイルが、ミントン・タイルだと判明したのは
なんとたった3年ほど前のことなんだって!

修繕工事の際、庭土の中から見つかったタイルの裏に
”MINTON Stoke-on-Trent”と印字されていて判明したというの、
おどろきだね〜
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先日ご紹介したロイヤル・ドルトンのトイレ、
そしてミントンのタイルなど
さすが英国出身なジョサイア・コンドルさん
様々な一流品を本国から取り寄せ、
趣味の良い豪華さで来る人をおもてなし!

旧岩崎邸の洋館は西洋建築でありながら、
どこか東洋を感じさせる独特の雰囲気
その創意工夫にあふれた魅力的な内装デザインは
まさにコンドルさんのクリエイティビティーの結晶だよね ウットリ・・・



ところでコンドルさん
実は鹿鳴館の設計デザインはあまりお気に召していなかったそうな

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鹿鳴館の舞踏会に出席したフランス人海軍士官ピエール・ロチには
「どこかの温泉町のカジノに似ている」と言われちゃうし
後の評価も「チグハグな印象」とかんばしくない

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だからなのか・・・?
コンドルさん、鹿鳴館については口を閉ざし語ろうとしなかったんだって

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だけど鹿鳴館を手がけた時、コンドルさんはまだ来日3年目の弱冠28歳
充分ご立派だとおもうけどなぁ〜!

文明開化と西欧化を急務とした明治政府に招かれ
西欧建築を教えるため単身来日したのが25歳のとき
ヨーロッパでもじゅうぶん活躍できるだけの才能を持ちながら日本に留まり
日本人女性を妻にむかえ、67歳で亡くなるまで日本に住んだコンドルさん

紆余曲折、そして挫折や苦悩もあったけど
それでもやっぱり日本が大好きだったにちがいないとおもう

岩﨑家、三菱財閥とは建築家として少なからぬ縁がありました


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鹿鳴館を創った男―お雇い建築家ジョサイア・コンドルの生涯/畠山-けんじ 著
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近代日本建築の父はなぜ忘れられたのか
夜明けの国にやってきた若き建築家は
何を見て、何を残したのか
世界初のコンドル伝





家元のリポートが待ちきれないよいこは
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公園へ行こう!旧岩崎邸庭園





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by kuronekoyuya | 2008-06-23 02:42 | 東京 | Comments(6)
Commented by lilakimono at 2008-06-23 04:51 x
ああ、触りたい・・・・・

鹿鳴館がチグハグな感じだというのは、もしかしてジョサイア・コンドルさんが来日したてで、まだご自身が日本の風景に慣れていなかったからとか~?
Commented by kuronekoyuya at 2008-06-23 12:52
りらさま♪
金唐革紙の手触りはとってもいいですよぉ〜、贅沢の感触とはこのことか・・・

鹿鳴館について、なんでも、明治政府はバリバリの西洋建築を求めていたのだけど
それがよく伝わらず、コンドルさんは「海外の要人を迎える日本の迎賓館」
ということで、随所に東洋をかんじさせるデザインをほどこしたらしいんです
で、洋行経験はあっても、何がバリバリの西洋建築か、なんて全然わからない
明治政府のお偉いさんたちは、コンドルさんが「コレよ」というのを
受け入れるしかなかったらしいんですね
そのあたりの意思の疎通のうまくゆかなさというのも、
コンドルさんとしては後味悪かったのかなぁ・・・なんておもいました
また、りらさんがおっしゃるとおり、
真の東洋についての理解がまだ深まっていなかったのかも、
という点も、たしかに、そのとおりかもしれませんね〜

なにしろコンドルさんの人生は、なかなかドラマチックで本を読んでみたくなりました
Commented by あじゃ at 2008-06-23 23:13 x
び、美女は万国共通ですよね。陸奥さん美しーーーい。
和装姿もさぞお綺麗だったんでしょうね。
タイルのデザインが素敵。金唐革紙も。
こんな柄の着物や帯があったら楽しいのにな。
Commented by kuronekoyuya at 2008-06-24 00:27
あじゃさま♪
あ、ほんと、ミントンタイルや金唐紙のような柄のお着物あったら
モダンなかんじで、すごくステキでしょうね!帯でもいいし〜
昭和20〜30年代ころのモダン柄にもちょっと通じるような・・・
そういえば、明治/大正のアンティーク着物もすてきですが
そろそろ昭和な着物もいいかも、なんて最近おもいます
実は家元、リアルタイム感が強くて若い頃は嫌遠してたんですけど
ここまで昭和が遠くなると、なんだか良く思えてきました
Commented by 日本画家・絵本画家 後藤 仁 at 2017-04-04 11:41 x
旧岩崎邸等の「金唐革紙(きんからかわし)」の実質的な復元製作を主導した後藤 仁です。私のホームページもご参照下さい。今後とも、金唐革紙ともども、よろしくお願い申し上げます。
 日本画家・絵本画家・金唐革紙保存会主宰 後藤 仁
Commented by kuronekoyuya at 2017-05-13 11:46
後藤 仁さま♪コメントありがとうございます!憧れの金唐革紙の復元を主導された方からのコメント、感激です!ホームページ、早速拝見します。
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