「ほっ」と。キャンペーン

おで様流



<   2007年 06月 ( 8 )   > この月の画像一覧


お着物映画ご紹介 / 緋牡丹博徒 お竜参上




「鮫洲政さん、どこまで汚くやんなはったら気がすむとですか?
一歩でも動いてごらん、そん前に
タンマァ親分さんの胸板ブチ抜いとるとよ!」



シリーズ第6作、緋牡丹博徒「お竜参上」だ!
家元のお着物トピック&映画ご紹介、
緋牡丹博徒シリーズも後半戦に突入だよ!

注意:ネタバレ、バレバレです
未見の方、ご注意くださいね



f0109989_6201782.jpg



「緋牡丹博徒 お竜参上」 1970年 加藤泰監督 東映
いい人 嵐寛寿郎、菅原文太、若山富三郎
悪い人 安倍徹、名和宏
レギュラー 天津敏
かわいそうなカップル 山岸映子、長谷川明男
おもろい夫婦な人 京唄子、鳳啓介
ずっと悪い若い衆だったのが良い若い衆になって驚いた人 平沢彰
東映だから・・・な人 山城新伍



うぁ〜、今作品はシリーズ中最高傑作とまで言われているが・・・
確かに、バイオレンス度、迫力、マンネリしそうなのに
それを感じさせないストーリー展開、
極悪人の悪どさ加減、流血度、そしてお竜さんの成長ぶり、
どれもこれも群を抜いていますね。

今回の「お助け人」は青山常次郎
(アオヤマ・ツネジロウ 菅原文太サン)

二人が出会う賭場のシーンでは、
山吹色に細かい格子柄の町娘風なお着物だけど、
黒の博多帯と粋な着こなしで子供っぽくはなりませんよ、お竜さん。
冒頭の、濃紺無地っぽい着物に白の博多帯を締めた姿との
コントラストがきいてます。


「お竜さん、先ほどお竜さんは「迷った」と言いましたねぇ、
何に迷ったんですか?」

「実はわたくし、五十嵐君子という娘ば探しとります。
歳は16、小さか時にソコヒば患ろうた・・・
あん、キミという娘の話ば聞いたとき、
間違いなかと思うて飛んで来ました、
ばってん、違うとりました・・・」


「花札勝負」で登場したニセお竜、
迷惑な坊ちゃんカップルを助けるため命を落とした女の娘を探し、
旅を続けるお竜さん。
娘はお竜さんと健サンの助けでソコヒ(眼病)を治すことができたが、
父親もその時の出入りで落命していた・・・

あれから10年か?いずれにしろ時代は明治中期〜後期。
青山文太兄ぃからの情報で、浅草の芝居小屋で人気の娘がもしや・・・
と東京へやってきたお竜さん。
文明開化な浅草の様子や、レトロな明治着物が見れるよ!
浅草六区は大にぎわい!

そして何と言っても雰囲気バツグンなのは、
関東大震災で倒壊した浅草十二階「凌雲閣」
見事に再現され、外観も内部も、
いろんなシーンで見られるのだ!
明治時代には東京タワーみたいな
東京のシンボルだったんでしょうね。

浅草六区を仕切る鉄砲久(テッポウキュウ)一家に
ワラジを脱ぐお竜さん。


「どうでぇ、貫禄といい女っぷりといい、噂以上だ」


鉄砲久一家の親分(嵐寛寿郎サン)は快くお竜さんを迎える。
ホント、最近のお竜さん、貫禄も十分!
ご存知嵐寛寿郎サンも、浅草の親分さんらしく
江戸っ子の気っぷの良さが素晴らしいよッ!

ひょんなことから再会するも、
女スリに身を落としていた君子・・・
しかし、そんな君子を養女とし、
恋仲の鮫洲政(サメズマサ)一家の身内ギンジと一緒にしてやろう
と言う、ヨッ男の中の男だね!な鉄砲久嵐寛寿郎親分。

鮫洲政(安倍徹)は、鉄砲久一家のシマと、
アラカン親分の娘婿が経営する人気の芝居小屋「東京座」の
権利を狙う極悪人。
その子分が鯖江(サバエ 名和宏)だとぉ〜?ここは魚河岸かぁ〜?


「ごめんなすって!
わたくし鉄砲久ご一家にお世話になります、
九州熊本人吉矢野一家二代目を預かります矢野竜子にございます、
鮫洲の政五郎親分さんにお目にかかりたく、お取り次ぎ願います」

「鮫洲の政五郎さんでございますね、
とっつけむにゃぁ思い切ったコツばやんなはったですねぇ」


身内のギンジが鉄砲久の養女と許嫁になったのをいいことに、
二人を脅して劇場の権利書やハンコを君子に盗ませる
鮫洲政&鯖江、ザ・極悪お魚コンビ。コトを内密に、
夜半一人話し合いに行くという鉄砲久親分を押しとどめ、
君子と証文を取り返しに単身鮫洲政一家に乗り込むのは、
もちろんお竜さんだ!


「どぎゃんでしょう、こんオトシマエは、
渡世人は渡世人らしく盆の上の勝負にしていただけまっせんか」

「ハッ、勝負と言ったってぇ、お前、なに賭けるんだ?」

「命ばい!」


サイコロの丁半勝負、鮫洲政が真っ当な勝負をするわけもなく、
ツボはもちろんイカサマ、そしてもちろん見破るお竜さん、
無事君子と証文類を取り返す。
紺絣の着物に赤い博多帯で勝負に挑むお竜さん、
カッコイイ上に女らしいです。

コトは一件落着かと思ったら、
妹の仇を斬ってしまった青山文太兄ぃをかくまう鉄砲久親分、
斬られた仇が兄弟分だったことを口実に
鉄砲久に喧嘩を仕掛けようとする鮫洲政!

親分に迷惑はかけられない、
と一人鮫洲政一家へ乗り込み喧嘩を吹っかけ、
そのまま妹の遺髪を両親の墓に葬るため
故郷の東北へ旅立つ青山常次郎。


「こいば、汽車ん中で上がってくださいまし」


旅立つ青山文太兄ぃを今戸橋で見送るお竜さん、
弁当と一緒に渡したミカンが雪のなかをコロコロころがる・・・

降りしきる雪・・・
青白いガス灯・・・
遠くに見える浅草十二階「凌雲閣」・・・

お竜さんのグレーの着物に、
カンザシと裾よけの赤がチラリと映える!

君子は役者としての素質が認められ、
東京座の芝居に主演することとなった。
面白くない今までの看板女優小川双葉(沢淑子)、
鮫洲政の口車にのって鉄砲久親分をおびき出してしまう。

雨の中、鮫洲政一家の闇討ちで命を落とす鉄砲久嵐寛寿郎親分!


「待ちんさい!
喜三郎さん・・・あたしがあんたでも、
きっと同じごたるにすっとでしょう、
ばってん、ここは・・・」


鮫洲政一家に殴り込もうとする鉄砲久の若い衆、
しかしお竜さんは
「芝居を見に来てくださるお客様のために、
喧嘩はしてはならない」という親分の最後の言葉を胸に、
自らも怒りを抑えて止めるのだった・・・


「辛抱できんところば、
六区の皆さんに迷惑ばかけんためナンもなかったことにしたか、
という鉄砲久親分さんの言葉ば受けて、
こぎゃんして出て来ております。
それがいきなりシマばよこせとは、そっで世間が通りますか?」


鉄砲久親分亡きあと、
土地の有力者である大日本新明会金井(レギュラー天津敏)
との手打ち式を大々的に行い、全国の親分衆の前で
六区のシマと東京座の乗っ取りを正当化しようとする鮫洲政!
手打ち式の席で、汚い極悪人を許せないお竜さん、
いきり立つ鉄砲久一家代貸喜三郎(汐路章)を押しとどめて、


「鉄砲久一家に代わってこの喧嘩、
矢野一家が買わしてもらいますばい!
鮫洲政さん、あたしに白刃ば向くっとなら、
アンタが来んさい!」


トォリャー!ガッチャーン!シャキーン!


「矢野一家の喧嘩はワイが助っ人や!」


そこへいきなり、四国道後の熊虎親分(若山富三郎)登場!
アッと言う間に悪いヤツらを蹴散らしてしまう。


「兄貴さん!」
「お竜はん、このガキャ〜どないしましょ?」


鮫洲政に無理矢理指を詰めさせ
上海へ旅立つ熊虎親分であった・・・
なるほど、だからシルクハット姿だったのね。


我慢ならない鮫洲政と鯖江のお魚コンビ、
君子と東京座の演出家兼看板役者を拉致し
劇場の権利書とハンコを要求するが、
そこへお竜さんが乗り込み二人を救出。
でも、君子の許嫁ギンジは殺されてしまうのです。
いよいよ怒り炸裂なお竜さん!


「鮫洲政さん、あんたそっでも渡世人ですか?
せっかく足ば洗うてカタギになろうとした若いもんば
なぶり殺しにして、
そっで、よぉ侠客の看板が掛けてられますねぇ」

「今夜12時、凌雲閣へ来い!」


一対一の勝負を、
お竜さんの申し出に
極悪人鮫洲政は浅草十二階へ深夜来いと言う。

このシーン、お竜さんは黒い着物で、
ピストルを構えた横顔がものすごくキレイだぞ!
大人だぞ!藤純子24歳!


「お竜さん、お供さしていただきます」


再び今戸橋の二人・・・
お竜さんの助太刀を申し出る「お助け人」青山常次郎文太兄ぃ。
あれ、いつ東北から帰ったの?

サシの勝負だから、と断るお竜さんに
「骨は拾わしてもらいます」と立ち会いを申し出る兄ぃ。

お竜さんは、
薄い藤色に山水画っぽい柄(たぶん牡丹の花)のお着物で
今までになく女らしい喧嘩衣装。
ポスターにある衣装が、そのイメージだ!長襦袢は緋色だぞ!

凌雲閣では極悪人お魚コンビ鮫洲政&鯖江、一対一なワケがなく、
ものすごい人数で待ち構え、
二人が建物に入ると入り口を閉じてしまう。


「勝負は運否天賦、どっちが勝っても恨みっこなしにしましょう」


トォリャー!ガシッ!バサッ!ブスッ!バキューンバキューン!

ひぇ〜!
ドスを武器に斬りまくるお竜さんは相変わらずカッコええが、
今回は腕を斬られてるぞ!大丈夫か?
「お助け人」青山常次郎文太兄ぃもアチコチやられてるぞ!

浅草十二階の階段を、ドスを振り回し昇ってゆくお竜さん、
投げカンザシした時に髪がザンバラになったぞ!
そしてついに屋上に鮫洲政を追いつめる。


「鮫洲政さん、死んで貰いますばい!」


屋上での対決は、ベンチが邪魔ですね〜。
それに鯖江もまだ生きてるみたいですよ!

しかし見事恨みをはらし、
鮫洲政は十二階から真っ逆さま。キャ〜!


今回の喧嘩も、お竜さんは文太兄ぃの助太刀はあったものの、
立派に斬りまくり貫禄十分。
自分も手傷を負うくらいまで成長しました。
凌雲閣という、
今は存在しないロマンチックな喧嘩シチュエーションも、
これまでとはグッと趣が異なり、
そのあたりがマンネリしないワザかしら?と思いました。

個人的には、
鶴田浩二サンや健サンの「お助け人」の方に魅かれますが、
文太兄ぃも「一宿一飯」の時より雰囲気がいいですねぇ。
鶴田浩二サンや健サンだとお竜さん、
「守ってあげなきゃ」になるが、
文太兄ぃだと「お供します」ってかんじになるところも、
お竜さんの成長ぶりが強調されて良いのでしょう。


「お竜さん、この始末はアタシにつけさしてください。
お竜さんがいなくなったんじゃぁ、
アンタのお君ちゃんはまた一人ぼっちだ。
アタシぁ決めたんだ!」


・ ・・って兄ぃ、そりゃ決めたのはいいけど、
ムショに行く前に病院へ行った方が・・・ムニャムニャ

とりあえず、
またムショへは行かずに済みそうなお竜さんであります。

あ、あれ〜?
そういえば今回は
お竜さんの緋牡丹の入れ墨が全然見られなかったですたい!


ぜひご覧ください。
[PR]
by kuronekoyuya | 2007-06-27 06:20 | 緋牡丹博徒 | Comments(0)

お着物映画ご紹介 / 緋牡丹博徒 鉄火場列伝 




「ヤクザもんなど、のたれ死にしたほうが
お国のためだ!」

「セイさん、しっかりしなっせ、
こぎゃんとこ早く出まっしょ!」



いらっしゃいまし〜

読むだけで見た気になれる!
家元のお着物映画紹介コーナー、
今日もお着物トピックとあわせてご紹介だよ。

藤純子サン緋牡丹博徒シリーズ第5作「鉄火場列伝」だ!

毎日ムシムシ暑い!
湿度も高まって不快指数も急上昇、年金問題には決着つかず、
テメェらばっかが得をする
お上のやり方には不満炸裂寸前のこんなご時世、
涼しげな夏着物に身を包み、女らしい優しさとどエラい度胸、
おまけに美人なお竜さんの活躍を楽しんで、
ひととき浮世のウサを晴らしまっしょい!

今回はストーリー展開をじっくり実況させてもらいます。
どなたさんも、よろしくお引き立てのほどお願いいたします。

注意:ネタバレ、バレバレです
未見の方、ご注意くださいね



f0109989_2359237.jpg



「緋牡丹博徒 鉄火場列伝」 1969年 山下耕作監督 東映
いい人 待田京介、鶴田浩二、若山富三郎
レギュラー 天津敏
悪い人 河津清三郎
悪い人かいい人か、よくわからんけど気づくのが遅い人 名和宏
水戸黄門な人 里見浩太郎
イイとこ取りな人 丹波哲郎



亡き父の残した九州熊本矢野組、
全国の親分さんの前で無事二代目を正式に襲名したお竜さんは、
刑期を終える身内を引き受けに四国は徳島の監獄へやってきた。
ようやくシャバに出るっつぅのに、その人もう重病で死にそう!

ところが看守は「ヤクザもんなどのたれ死ね!」と、
雨の中二人を放り出すのだった。
病人をかかえ行くあてもなく往生するお竜さん・・・

とそこへ、通りすがりの親切な旅人さん・・・じゃなく、
そのあたりで川船と船頭を取り仕切る親方江口(待田京介)に
窮地を救われ、お百姓さんの家に泊めてもらえることとなる。

冒頭から、
留置所にはおおよそ似合わない空色の着物姿で藤純子さん、
相変わらずおきれいです。
肩のあたりからアシンメトリに散った小柄が
大人っぽい可愛らしさだなぁ。

前作までずっと不死身のフジマツだった待田京介サン、
いきなり江口になっててたまげた!
フジマツ、じゃない、江口は、
小作料の値上げに苦しむお百姓さんを助けようと頑張っている
スゲーいい人。

自分じゃカタギ、カタギって言ってるけど、
ただのカタギではなさそうだぞ、
おい、そうだろフジマツ、じゃない、江口さん。

藍染めの藍を作っている徳島のお百姓さん。
小作料が上がって、娘を売らなくてはならないくらいに
貧乏が逼迫し、今や悪どい地主たちを相手に
小作料争議を起こそうとしているほど。
それなのに「日本昔話」かと思うくらいメチャクチャ親切、
お竜さんと身内の面倒をみんなで親身になってみてくれるのだった!

が、看病の甲斐無く、
せっかくシャバに出た身内は死んでしまう。
せめて四十九日が済むまで、
この地に滞在し仕事を手伝いたいと申し出るお竜さん。

お竜さんが、渡世人「緋牡丹お竜」ではなく
カタギでいられるのならいてもいい。
お竜さんの素性をいち早く見破っていた江口は、
小作料のイザコザをお竜さんが侠客として助けようとしてはいけない、
とは言わないが、そんな含みで(たぶん)いさめるのだった!

前作「二代目襲名」以降、作品の重みがグッと増し、
ストーリーの深みもグッと増し、
いよいよ「鉄火場列伝」では再び任侠街道まっしぐら!
鶴田浩二さんが登場し、彼以外には考えられない役どころで
たまらんムードを添えてくれます。完全に脱・水戸黄門だ!
それにしては「水戸黄門な人」が出てるけど・・・
ま、いいか、ちょびっとだし。

藤純子さん、
台詞まわしの初々しさがスッカリ抜けて、
粋な渡世言葉もスラリと言えるようになってるぞ。
特に語尾の余韻がすんばらしかぁ〜!
時折ほんの少し巻き舌っぽくなるところがドキッとするけど、
女らしさと上品さはますます際立ってエエ女。
芝居にも余裕が出て、アドリブっぽい自然な動きが随所に光ってる!
☆キラキラ☆

さて、亡くなった身内は死ぬ前に、
大阪の古城(コシロ Gメン丹波哲郎)の組の者が・・・

「緋牡丹お竜は、渡世うちでは侠客ばってんが
女として見たらカタ○ばい、と、
俺は、それば聞いてカァーっとなってしもうたです」

と監獄送りになった喧嘩の本当の理由を告白。
(一部、放送禁止な言葉を伏せ字にしてあります)
ガァ〜ン!女として・・・ショックを受けるお竜さん。

江口を訪ねる徳政(トクマサ)一家三代目武井(名和宏)。
実は江口は、武井を三代目に推して自らは退いた
徳政の元二代目だったのだ。

武井は江口に、阿波踊りで藍問屋の地主たちを招き開く
「お大尽博打」を無事執り行うため、
百姓の小作料争議から手を引いてくれと頼む。
徳政一家にとって、お大尽博打の寺銭は唯一のデカいシノギなのだ。

「あんな外道と盃交わして、
お前の任侠道も少し暗ァくなってきてんのとちゃうか」

武井が、鳴門川(レギュラー天津敏!)や
観音寺(河津清三郎)といった
得体の知れない者どもとツルんでいることをいさめ、
キッパリと断る江口!いさめるのは得意だぞ!

小作料争議が気に入らない徳政一家の若い衆が
船頭たちに嫌がらせの因縁を!
止めに入った江口とお竜さん!
身の程知らずの若い衆がドスを抜く!

とそこへ、今度こそホントの通りすがりの親切な旅のお人、
鶴田浩二サン登場!

「こんなものを安でに見せちゃいけませんねぇ」

と、その場を収める。シブいねぇ〜。

鶴田浩二サン、今回は「仏壇三次」と呼ばれる渡世人。

常に命を張る覚悟があるので自分の仏壇を持ち歩いている、という、
鶴田浩二サンじゃなかったらもぉフザケてるとしか思えないキャラだ。

茶色い風呂敷に包んで自分の仏壇を持ち歩いてる・・・ヒェ〜!
そんなキャラでも、鶴田浩二サンなら納得。
静かだけど圧倒的な存在感で見る者を魅了する!

オカヨという小さな娘を連れている仏壇三次鶴田浩二サン。
二人は一見、心の通い合った父娘、
三次は娘を思いやる良きおとうちゃんに見えるのだが・・・

お竜さんの「おばちゃん」ぶり、ここでも大炸裂!
いいぞ!女らしいぞ!やさしいぞ!
マザコン男なんか一撃でお陀仏だ、藤純子23歳!

徳政一家三代目武井と縁ある仏壇鶴田浩二さん、
しばらく武井の元で過ごすこととなるが
「そんな所にいたいけな子供を連れていっちゃァかわいそう過ぎる」と、
お竜おばちゃんは江口の元でオカヨの面倒を見ることに・・・

オカヨは実の娘ではなく、仏壇三次が
渡世のスジを通すため斬った男の娘であることを知る江口は
快く受け入れる。
そしてカタギになった自分に代わって、
三代目の力になってやってくれ、と頼むのだった・・・

なんかフジマツ、じゃない、
江口、男の中の男っぽすぎるぞ〜!

三代目武井の身内千吉(水戸黄門な人 里見浩太郎)の許嫁が、
鳴門川の悪だくみで身売りすることになってしまう。
親分の義兄弟である鳴門川に命がけのドスを向ける千吉だが、
結局「百姓衆が小作料争議をやめなければ、
明日から客を取らせる」と連れ去られてしまう。

娘を取り返すため鳴門川の賭場に乗り込むお竜さん。
鳴門川はイカサマでつぶしにかかるが、
そんな手に乗るお竜さんではないぞ。
イカサマの屏風札を「投げカンザシ」でブッ刺し

「バタバタしなさんな、みっともないよ!」

と、娘を連れて帰るのだった!

クゥ〜!久しぶりの賭場だよ、お竜さん!
ほんとうに丁度いい加減のハスッパさが出て粋、
でも上品さも失わず、藤純子サンならではの希有な魅力全開だぁ〜。

今回は季節柄、白やブルーっぽい夏着物が多いお竜さん。
特に、この賭場のシーンでは白っぽいライトグレーの夏着物に
黒の博多帯、空色の帯締めを斜めにしめてかっこいい〜。

「女としてどうなんじゃい」という
お竜さんの心の葛藤がテーマの1つになっているせいか、
粋な着物より柔らか目な女らしい着物が多いぞ!
それでも着こなしはやっぱりお竜さん一流のストイックな雰囲気だ〜。

博打は「手本引き」という格式の高いゲーム。
親が札を繰る際、片方の肩に羽織をかけ手元を隠すのだけど、
この羽織の灰青っぽい紺にライトグレーの着物が映えて美しいなぁ〜!

長襦袢が、今までの緋色から夏らしい空色になっているぞ!
チェックせよ!

さて娘は助けたが、
心配して駆けつけた江口はお竜さんに礼を述べながらも、

「渡世人のアンタの力をかりては、
わたしやお百姓衆のしていることは
ヤクザの喧嘩と同じようなことになってしまいます」

だと!

家を出ていってくれとも言われてしまうお竜さん・・・
そのことは覚悟して賭場へ踏み込んだものの、
渡世人のあたしって、女として、どうなのよ・・・
苦悩するお竜さん(たぶん)

そこへ闇討ちが!
お竜さんをかばって江口が刺され重傷を負ってしまう!
汚いぞ、鳴門川!

「お竜さん、
アンタがおってはまとまる話もぶちこわしになる、
早う行ってください!」

そう言いつつも、お竜さんとオカヨのため
妹が営む小料理屋の部屋を世話する江口は、
二人に阿波踊り用の藍染めの浴衣を贈る・・・
二人を去らせたのも、
これ以上イザコザに巻き込むのを恐れてのことだった(たぶん)

なんか、カッコ良すぎじゃないか?フジマツ〜!

江口の妹の小料理屋でオカヨと過ごすお竜さん。
武井が三代目を務める徳政一家に巣食う鳴門川は、
地域の大物、観音寺とグルになって
「江口を丸め込んで小作料争議をつぶせ」
とお竜さんに迫る。

観音寺は、自分がお竜さんの兄貴、四国熊虎親分(若山富三郎)と
義兄弟であることをタテに無理強いしようとするが・・・

キッパリ断るお竜さん。

アレ?呼び出されて出掛ける時と席に着いた時のお着物がちがうぞ!
なんて素早いお着替え!一体どこで?と感心。

お大尽博打に呼ばれた大阪の古城(Gメン丹波哲郎)、
そもそも徳島の監獄に入っていたお竜さんの身内は
古城の身内を斬ったためにパクられたのだが、
そのオトシマエをピストルでつけようと、
お竜さんを河原へ呼び出す!

ひぇ〜!
突然白いカンカン帽に白いスーツ!
Gメン75だぁ〜!

結局お竜さんの度胸で、オトシマエは後日に、と古城は去る。

先日、許嫁を助けるため鳴門川にドスを向けてしまった
武井の身内千吉(水戸黄門な人 里見浩太朗)。
お竜さんに娘を救出されてしまった鳴門川は、
オトシマエにお竜さんを殺ってこい、と千吉にドスを渡す。

「鳴門川、ワレのような外道こそクタバレ!」

受け取ったドスで鳴門川に斬りつける千吉だが、
反対に殺されてしまう。
助さんがやられるの見たことないから、
なんか珍しいモン見たって気分になれるぞ!

「手前・・・、命を、と申し上げたらご不足ですか?」

千吉の亡骸を引き取るため徳政一家に乗り込んだお竜さん
殺気立つ鳴門川!

仏壇鶴田浩二サンの「勝負は盆の上で」という提案で、
お竜さんは命を賭けた勝負に挑む!

仏壇三次鶴田浩二サンとサシの勝負、
お竜さんは明らかに心が乱れている!
札は三次の勝ち・・・お竜さん、ピ〜ンチ!

ところが!

札を開けてみれば、お竜さんの勝ち。
無事千吉の亡骸を引き取ってゆくお竜さん。
仏壇三次の右手には「ボウズ」の札が握られていた・・・

「三次、ようワイを裏切ってくれたな!」
「三代目!オメェサンは盲目だ」

徳政一家を乗っ取り
お大尽博打の寺銭を我が物にしようとする鳴門川と観音寺、
その悪だくみを知る仏壇鶴田浩二サンの言葉で、
ようやく目が覚める徳政一家三代目武井であった。

「お竜はん、これからすぐ徳島いこ!」
「兄貴さん・・・ご恩に着ます」
「そんな、他人行儀なこと言わんといてぇ、
ツルキチ〜!支度じゃぁ〜!」

心を入れ替えた三代目武井のために、
道後の熊虎若山富三郎親分を訪ねるお竜さん。
久しぶりのお竜さんの訪問にウキウキデレデレ、
嬉しくって仕方ない熊虎親分。

「観音寺は熊虎親分とは義兄弟、
熊虎親分から話して観音寺に手を引いてもらいたい」
お竜さんの頼みに、二つ返事で応える熊虎親分であった!
この人、ほんとにわかりやすくていいなぁ〜!

ここから終盤にかけて、
お竜さんが着用の白地に薄グレーの縞模様の着物、
黒の博多帯が似合う紗っぽい夏物ですね〜。
この美しさには、熊虎親分じゃなくても二つ返事ですね!

悪だくみに気づき
江口やお百姓さんを助ける決心をした三代目武井を
卑怯な闇討ちで斬り殺してしまう鳴門川、
卑怯さ悪どさは今回も絶好調!

「あっしぁ三代目の力になってやれなかった、
堪忍してやっておくんなさいまし」

江口に最後の挨拶をする仏壇三次鶴田浩二サン、
いよいよお大尽博打へ単身殴り込むぞ!

鶴田浩二サンの着流し姿は、いつ見ても、どこから見ても男前だけど
この殴り込みのシーンはドえりゃーカッコええぞ。
こんなカッコで、こんなにカッコよく立ち回りができる人、
イマドキどこにおると?

お大尽博打の下劣さにヘキエキして席を立ったGメン古城親分、
玄関先で仏壇三次とすれ違い、
だだならぬ気配にピストルを手にするが・・・やがて、

「どっちに用がある、観音寺なら賭場におる、鳴門川なら離れだ」

と言い残し去ってゆく。
チッ、かっこよすぎるぜGメン!

「鳴門川!テメェのやり方は真っ白なやり方じゃねぇ、
渡世の作法をオセぇてやるぜ!」

トォリャー!ビシッ!ズバッ!ガッチャーン!バキューンバキューン!

後ろからピストルで三次を撃つ観音寺!
そこをさらに斬りつける鳴門川!
とどめを刺そうとする鳴門川を、
いきなり割り込み強引に止める古城!

「わしの言い分に文句があるか、鳴門川!
ワレのようなバラケツ相手にしたくないが、
この喧嘩なら買うたるで!」

チッ、まだやるのかよ、Gメン!かっこよすぎるぜ。

お竜さんとオカヨの居候先へ運ばれる
仏壇鶴田浩二サン・・・オカヨが成長したら、
父親のことも何もかもお竜さんから話してやってくれ、
と言い残し息を引き取る、
仏壇の位牌には自らの手で命日が記されていたのだった・・・
クゥ〜、ここは泣くとこ、笑っちゃダメよ。

遠くに響く阿波踊りのお囃子・・・

渡世のケジメを通すため、
父親を斬り罪も無い娘を不幸にした仏壇三次、
カタギの意地を通すため
これまでドスを抜かなかった江口、

「お竜はん、なんにも言わんといておくんなはれ。
どう転んでもヤクザはヤクザや、
エラそうなこと言うてきましたが、
ワイにできることは、やっぱりコイツを抜くことしかおまへんのや」

「江口さん!今さらそのようなことなさるんなら、
どうしてはじめからそうなさらなかったんです?
あなたのガマンの身代わりになって、
何人の人が命をすてたんですか?卑怯です、勝手です!」

三代目の墓前で、
ついに出入りの支度を整えている江口にむかってお竜さん、
エラいキツいこと言いますなぁ〜。
こんなお竜さん見るの初めてだ!
(江口の、白地に藍染め柄の浴衣ステキです〜)

しかしこれは、
江口のために渡世人の自分が身体を張る、
江口には自分が信じたカタギのままでいてほしい、
というお竜さんの想いを込めた言葉なのだった・・・

「あたしのような、ヤクザな、カタ○な女でも、
きれいな夢を見ていたいんです」

(一部伏せ字ね)

これまでの登場人物の内面的葛藤、
すなわち作品のテーマがこのシーンに集約され、
いよいよラストの喧嘩へ!

人ごみで阿波踊りに興じる鳴門川、
お竜さんがピストルで脅し裏道へ誘い込む。

「鳴門川さん、あんたみたいな人に生きてられると
あたしァ気色が悪くて眠れないんですよ。
あんたが死ぬか、あたしが死ぬか、勝負してもらいます」

黒塗りに赤い鼻緒の下駄を静かに脱ぐと、
後をつけてきた鳴門川一家の子分衆が斬りかかる、
ドスで斬り返すお竜さん!

おっ、新手のワザだぞ、
いつもドスを収納している横笛の袋のヒモをシュシュッと、
相手の手首にからめて「ヤァ!」と投げ倒したり、
ピシッと顔面を打ったり、立ち回りがさらにパワーアップ!

「ここで出入りゆうたら、相手はワレやんけ!」

同じ頃、熊虎若山富三郎親分は観音寺一家に単身殴り込んで
バッサバッサと斬りまくっているのだった!
エエど〜!!強いど〜!

トォォリャー!ブスッ!シャキーン!

江口から贈られた藍地に白の青雲瓦模様の浴衣、
片肌ぬいだ下には水色の着物、
白地に黒の献上柄博多帯、
ドスを武器に斬りまくるお竜さん、ほれぼれするぞ〜

斬られた着物の肩先から緋牡丹の入れ墨がチラリ!
わーん!こわいよー!キレイだよー!

そういえば、
今作品中お竜さんの緋牡丹の入れ墨が見えたのはこのシーンだけ。
モロ肌脱いでのタンカは無しだ。チラリズムの美学!

「鳴門川!一度くらいお竜さんとキレイに勝負したらどうだ」

わぁ〜また来たぞ〜、Gメン古城丹波哲郎!
まわりのザコをピストルで蹴散らす!

ついにお竜さんと鳴門川の一騎打ち!!

空色の着物の裾から
白足袋をはいた足がスローモーションで踊る、
まるで日本舞踊のような美しい立ち回りが堪能できますよ〜!

そしてついに鳴門川を倒す!

もうすっかり独り立ちのお竜さん。
Gメンのサポートはあったけど、たった一人でやり遂げた。
じゃじゃじゃ〜ん!

あとの始末は任せろと言うGメン古城丹波哲郎、
固辞するお竜さん、

「今度会った時には、ワシの言う通りにしてもらうと
念を押したはずだ」

チッ、どこまでカッコつけるんだい、
最後までいいトコ取りなGメンなのであった・・・

いやぁ〜、好きずきだとは思いますが、
この「緋牡丹博徒」シリーズ、
回を重ねるごとに完成度が高まっています。
そして「役者 藤純子」の成長の記録でもあるのだ、
ということがわかります。

一作目よりも二作目、二作目よりも三作目、
と同時に一作目の良さは色あせることがない。
こんなシリーズには、滅多にお目にかかれるもんじゃないぞ!

このシリーズに何故みんながあんなに夢中になったのか、
わかるなぁ〜

今回は一人の「お助け人」に頼ることなく、
まんべんなく皆さんと力を合わせ、
矢野一家の二代目親分らしく
最後は一人でケジメをつけたお竜さん、ご立派!

でも、やっぱりムショへは行かずにすんだのね・・・

「お竜はん、あんたは 一番女らしい女だす」
by フジマツ、じゃない、江口はん


ぜひご覧ください。
[PR]
by kuronekoyuya | 2007-06-25 00:24 | 緋牡丹博徒 | Comments(2)

お着物映画ご紹介 / 緋牡丹博徒 二代目襲名




「どぎゃん妨害があったっちゃぁ、矢野組な一歩も引きまっせん!」


おぉっとぉ〜、緋牡丹博徒シリーズ第4作「二代目襲名」
こいつぁ、これまでの作品と毛色がガラッと変わってる!

読むだけで見た気になれる!と大評判、
大迷惑な家元のお着物映画ご紹介、
今日も臨場感タップリにおとどけしまっす。

注意:ネタバレ、バレバレです
未見の方、ご注意くださいね



f0109989_15205223.jpg



「緋牡丹博徒 二代目襲名」 1969年 小沢茂弘監督 東映
いい人 高倉健、待田京介、清川虹子
悪い人 天津敏、小松方政
かわいそうな人 嵐寛寿郎、長門浩之
悪かったけど本当はいい人 石山健二郎
カップル 和崎俊哉&時美沙
銭丸金吉 遠藤辰雄
ウルトラ警備隊な人 中山昭二
今回登場しないのが残念な人 若山富三郎



亡き父の仇を討って渡世修行の旅を続けてきたお竜さん、
いよいよ故郷熊本へ戻る日がやってきた。
亡父の兄弟分、川辺のおじさん
(ご存知、こないだ斬られたけどまた出てる嵐寛寿郎サン)
の怪我の見舞いに、
フジマツ(待田京介)を伴って駆けつけたのだ。
川辺のおじさん親分の厚意で
矢野組二代目を正式に襲名披露することとなるお竜さん。

ところが!
熊本では、折しも文明開化の波が押し寄せ、
炭坑から石炭を運ぶための鉄道の建設を巡り、
その利権を漁る荒木田組や
鉄道ができることで生活が脅かされると抵抗する川船頭たちが
グッチャグチャに入り乱れて、てんやわんやの大騒動。

寛寿郎おじさんの怪我も、
鉄道建設を一手に引き受けるおじさんの現場を
川船頭たちが襲ったことが原因だった・・・

って、めずらしくのっけからストーリーを書いているのですが、
緋牡丹博徒シリーズ第4作「二代目襲名」は
ストーリー作りが今までの水戸黄門スタイルとちょっと違うんです。

今までなら極悪人荒木田
(また出た〜!天津敏!もう君はレギュラーだねっ)と
お竜さんの対決!ってところへ、ジワジワ(でも単純一直線に)
コトが運ばれてたんだけど、
今回は川船頭チームが参加することで、よりドラマに広がりが・・・

なんだか普通の映画を見ているような気分になる・・・(汗)

「お助け人」は、もうムショから出てきた高倉健サン。
健サンも今までとはちょっと違うぞ!
ハキハキしてるし、なんかいろいろしゃべってる!
そして今回健サンは、
主要な登場人物何人もと個別のカンケーがあって、
すっごく多忙なのだ!

お竜さんは、お着物率がメッチャ低くて、
これじゃあお着物コメント書けないなぁ〜。

強いて言えば、
襲名式の留袖はお高そうですね。
ちらりとしか見えないけど裾の模様がビューチホー。

最後の決闘(!)シーンでは、
いつもの紺の着物で来てくれてホッとしましたが、
鉄道建設の工事現場ではモモヒキ脚絆に半纏姿、
美人は何着てもエエんやけど髪型があい変わらずなんで
「おミコシ、かつぎはるんですか?」
とツッコミたくなるお祭り風な出で立ちとも言えるぞ!

川辺のおじさん寛寿郎親分、
川船頭に襲われたことが元で結局(また)お亡くなりに・・・。
後の鉄道工事をお竜さんの矢野組に託す。

今回の寛寿郎親分は、前作とは打って変わって、
優しい田舎のおじぃちゃん。
いいなぁ、アラカン!ちょっとしか出なくても存在感バツグン!

ことごとく衝突する矢野組と川船頭チーム。
単身、川船頭の親方、赤不動の勘蔵(石山健次郎)のところへ
乗り込むお竜さん。

「親方さん、あたし一人で死ぬわけにゃぁいきまっせん、
一緒に心中ばしておくんなせぇ
あたしも、命ば賭けとるんですばい!」

ダイナマイト片手にタンカを切るが、
両者のしこりはなかなか氷解しない・・・

そんな折
矢野組の気のいいお調子者(長門浩之)が川船頭たちに殺され、
また川船頭事務所(?)にはダイナマイトが投げ込まれ兄貴分が死亡
いよいよ全面対決か!と一触即発なところへ、都合良く
「お助け人」健サンが「ダイナマイトは荒木田の陰謀だ」と暴き
川船頭の親方(偶然ですが、健サンのムショ仲間)とお竜さんの
橋渡しをするのだった。

「ワシゃぁ、オカ蒸気に負けたとじゃぁなか、
お竜さん、ワシゃぁアンタの真心に負けたとたい」

これからは鉄道の時代になる、川船頭たちの生活は
鉄道関係の工事人足を一手に任すことで保証する、
お竜さんの必死の説得に
「若い者の将来のためじゃ〜」と、受け入れる勘蔵親方
一気にいい人街道まっしぐら!

どうしても鉄道の利権があきらめられない
アノ手コノ手の荒木田。
鉄道局の高井課長(ウルトラ警備隊な人 中山昭二サン)を拉致して
ドスで利権をよこすよう脅す!
そこへ健サン登場!

健サンと荒木田には何か因縁めいたものがありそうな・・・

「汚いぞ、荒木田!
鉄道局のお兄さん、これからぁドス向きのハナシだ、
どうぞ、お引き取りになっておくんなせぇ」
「ありがとう!君、警察を呼ぼうか」
「いえ、結構です、俺ぁ性に合わねぇんだ」

ところで、
鉄道成金の銭丸金吉(ゼニマル・カネキチ)って、
ふざけた名前のオッサンが登場して
ヘンな色を添えてるんですが、
アノ人は一体なんだったんでしょうねぇ。(遠藤辰雄サン)

紆余曲折あったが・・・ついに鉄道開通の日。
この日を待って襲名披露したい、とのお竜さんの希望通り、
大阪堂万一家のおたか親分(清川虹子)も駆けつけ式が行われる。

式場の片隅に訪れ、祝いを述べる健サン。
式場へ入ってくれ、とうながすお竜さん。

「いえ、生まれつきどうも、
晴れがましいことが性に合わネェんですよ。
陰ながらお祝いさしていただきます」
(自分、不器用なんで・・・とは言わない)

おぉ!襲名式の張り紙(?)には「矢野龍子」
リュウの字がちがうぞ。
竜って、龍の略字なのかな?
リョウマも、竜馬って書いてるのと龍馬って書いてるのと
あるもんね。謎。

ま、細かいことはおいといて。

襲名式もとどこおりなく進み、一同手打ち!
シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、おめでとうございます〜
そこへ泥んこ川船頭が駆け込み、

「赤不動の親方が荒木田組に刺されましたばい!」

チャリラー、チャリラー(♪仁義無き戦い♪)

襲名式に招待されていたのだが、
鉄道が心配で見回っていた親方。
線路をこわして汽車を転覆させようとしている
荒木田組の者たちを見つけ、止めようとしてやられてしまったのだ・・・

「これからはお竜さんの指図にしたがうように」
と言い残して親方絶命。

おぉぉりゃ〜!我慢ならねぇ〜!荒木田組に殴り込みだぁ〜!
はやる川船頭の若い衆に、お竜さん、

「待ちなっせ!
親方は、あたしに川スジもんの命ば預けると言いなはった、
遺言ですばい!
あたしは、川スジもんの命ばァひとつも失いたくありまっせん」

そして、おたか親分に向かって・・・

「堂島の親分、矢野一家な、ドスば抜きますたい!

「骨はこのおたかが拾うで、喧嘩状はわてが叩き付けてきたる!」
渡世のオトシマエは渡世人でつけようというわけじゃ〜

チャリラー、チャリラー(♪仁義無き戦い♪)

この喧嘩、
今までの殴り込みと違って「渡世遺恨の果たし合い」決闘だ!
約束の刻限に小舟で河原へやってくる矢野組5人衆。
5対5の約束なんかチャンチャラおかしい荒木田組が、
ワラワラといっぱい登場。
鉄砲も何丁も持ってるぞ!バキューン、バキューン!

しばらくはお竜さんもピストルで応戦するが、
すぐに弾尽きてしまう。
お竜さんピ〜ンチ!

そこへ登場するのはもちろん健サン!
ドスとドスの闘いにもつれこむ!

お竜さん、武器は小太刀(ドス)だが強いぞ!
ガンガンやっつけるぞ!
そして卑怯にもピストルで健サンを撃つ荒木田に
ドスをおみまいし、息の根を止める!

「死んでもらいますばい!」

ひゃあ〜!もう立派な人殺しだ〜!

健サン、
かけつけた義弟(妹の旦那で元ヤクザ)に
最後の言葉も忘れない。

「おれのザマぁよく見ろ、これがヤクザだ。
キッパリ足ィ洗え、ユキエ、たのむぞ」 → 絶命

ホント忙しかったね、健サン、おつかれさまでした。

冒頭の馬車、馬上の銃撃シーン、鉄道、
そして最後のバキューンバキューンな決闘、
なんだかウエスタンっぽい「二代目襲名」。
ドラマに重きが置かれバイオレンス度数は激減、
悪役のアコギさ度数も他の作品にくらべてかなり低いと言えます。
また、任侠映画の王道である
折り目正しい仁義やタンカもほとんど無し。
でもそのせいで、
ラストの決闘後半における「伝統的任侠映画の様式美」が
際立つような気がしないでもありません。

ただ単に待たされた、ってだけのような気も・・・

任侠映画ファン以外のお客様にも
楽しめるような作品ではないでしょうか。
その分、コアな任侠ファンにはチト物足りない・・・かも?

若山富三郎熊虎親分が登場しないのがさびしいし、
第一、博徒であるお竜さんの賭場でのシーンがない。
二代目襲名して親分になったから、
もうツボを振ったり札を繰ったりはしない
という意味が含まれているのかな。

さて、二代目を襲名し熊本に落ち着こうと思っていたのに、
また喧嘩しちゃったお竜さん、
矢野組の代紋を胸に再び旅立つのだった・・・

・・・って、代わりに行ってくれるはずの健サン
は死んじゃったんですけど、
あなたはムショへは行かないの?

細かいことはおいといて、

ぜひご覧ください。
[PR]
by kuronekoyuya | 2007-06-22 15:32 | 緋牡丹博徒 | Comments(0)

お着物映画ご紹介 / 緋牡丹博徒 花札勝負



御当家の親分さん、御姐さん、
陰ながら、お許しこうむります

どんどん行きまっせ〜
藤純子サン、緋牡丹博徒シリーズ
「花札勝負」の見どころをご紹介っと。

毎回同じようなストーリーと顔ぶれ、
おまけにたて続けに見てるもんだから、
こうやって書き留めておかにゃぁ
何がなんだかサッパリわかんなくなっちまう。

死んだはずの、あの人、この人、
こんなところでまたお目にかかれるなんて!なシリーズ第3作。

注意:ネタバレ、バレバレです
未見の方、ご注意くださいね



f0109989_4153783.jpg



「緋牡丹博徒 花札勝負」 1969年 加藤泰監督 東映
いい人 嵐寛寿郎、高倉健、若山富三郎、待田京介、清川虹子
悪い人 内田朝雄、小池朝雄
死んだはずなのにまた出てまた死んじゃう悪い人 天津敏
死んだはずなのにまた出てまた死んじゃういい人 山本麟一
めいわくなカップル 石山律&柴田美保子
かわいそうなカップル 汐路章&沢淑子



明治中期
父の仇は討ったけど、矢野組は一家離散状態。
二代目として組を立て直すため渡世修行の旅を続ける
九州熊本五木の矢野竜子、またの名を緋牡丹お竜。

兄弟の盃を交わした
四国道後の熊虎親分(若山富三郎)の紹介状を持って、
名古屋は西の丸一家にワラジを脱いだ!
熱田神宮の勧進賭博の利権を巡って、
ここもたいへんなことになってますよぉ〜

極悪人は国会議員の古田(内田朝雄)、
金原組(キンバラグミ)の金原(小池朝雄)、
勧進賭博の利権を狙って
西の丸一家の嵐寛寿郎親分に対抗するため
アコギな策略を巡らせる!

とまぁ、おおまかなストーリーはおなじみ水戸黄門スタイル。

冒頭から子役登場で、
お竜さんの「おばちゃん」ぶりも十分堪能できます。
子供に「おばちゃん!」と言われ、
「おばちゃんはね」と言えば言うほど色っぽく、
女っぷりが上がる、すごいぞ藤純子23歳。

印象的なお着物については今回は特筆しませんが、
トレードマークの無地っぽい着物に
博多献上独鈷柄の帯がステキなお竜さん。
帯の結び方がかっこいいなぁ。
たぶん変わり矢の字という結び方だと思うんですが、
これって、半幅帯なんでしょうか?
もっと幅のある帯のようにも見えるんですが、気のせい?
それとも結び方のせい?
あと、薄い帯枕を入れてるみたいです。
赤い帯揚げがお太鼓(?)から太く出てるのが見えるんです。
お竜さんの帯結びの詳細をご存知な方、いらしたら教えてほしい〜!!

お竜さんにメロメロな道後の熊虎(若山富三郎)親分、
デレデレ〜とした姿しか見たことなかったけど、
今回は大迫力なメンチ切りが見られますよ〜

金原一家の賭場でいかさまの因縁をつけられるお竜さん一行。
そこへいきなり熊虎親分が登場、
金原一家のイカサマ師の手のひらをドスで串刺しだ!
親分の左手には白い包帯が・・・(お竜さんとつないだ手だから)

「兄貴さん!」
「お竜はん、しばらくでんな〜」デレデレ・・・

と、返す視線で強力ガン飛ばし!

「こんな子供だましの屏風札つかいさらしよって、
わいの可愛いお竜はん、たぶらかしよったな!」

と彼女の窮地を救うのでした。
さすがカツシンの兄上、ええど!

この「花札勝負」はシリーズ中で屈指の出来といわれる作品。
たしかに、ここには書ききれないくらい、
登場人物の様々な都合が勝手に手際よく描かれていて
飽きさせません。
しかし、そこには嵐寛寿郎サンの貫禄も大きく貢献しています。
素晴らしい親分ぶりにうっとり。

そ、それなのに〜、
学問したいっつぅから東京の大学校へ行かせてやってる
親分の息子が、こともあろうか極悪人金原の娘と恋仲に!
「結婚したい」なんて抜かすんですよぉ〜

これには寛寿郎親分、もちろん猛反対!
「ぼくは金原と結婚するんじゃない、
八重子さんと結婚するんだ!」と反抗する息子に
「あ、あったりめぇ〜だ!」と親分応酬!
お笑いなのか、真面目なのか、はたまたリアルな芝居なのか、
さすがです。

むこうみずな坊ちゃんに翻弄される大人たち・・・

そして今回の「お助け人」は高倉健さん。
あれ?こないだお亡くなりになったんじゃ?
なんて細かいことはおいといて。

第1作でイイ味出してたけど死んじゃった
山本麟一さんも、また登場!
でもまた死んじゃうの。
それも同じような死に方だし〜。
極悪人一味の天津敏さんも同じく。あーややこし。

今回も、もちろん苦悩するヒーロー健サン、
金原一家に一宿一飯の義理で
何の恨みもない西の丸寛寿郎親分を斬らねばならぬ、
斬らねばならぬのだ〜

シャキーン!ビシッ!バサッ!

「花岡さんと言ったね・・・
おまハン、わざと急所をよけなすったね」
「とんでもない、あっしの精一杯っす」
(自分、不器用なんで・・・とは言わない)

寛寿郎親分に義理の一太刀をあびせた健サンは
そのまま立ち去るのでした。

しかし、

深手を押して勧進賭博の挨拶を立派に務めた寛寿郎親分、
ついにお亡くなりになってしまいます・・・

西の丸一家、寛寿郎親分の葬儀の席。
そこへ一家の代貸が息も絶え絶え
「熱田神宮へ奉納する勧進賭博のお金を、
金原に盗まれた〜!」 → 絶命

おぉぉりゃ〜!もう我慢ならねぇ〜!殴り込みだぁ〜!

はやる若い衆に、
勧進賭博の世話人として名古屋入りしていた
大阪堂万一家のおたか親分(清川虹子)が一喝!

「今夜だけは、一同そろって、
西の丸のために別れの挨拶してやり。
喧嘩はその後や!わても行くで」

その頃・・・

喧嘩は明日のはずなのに一人金原一家へ向かうお竜さん。
そこへ「オジ貴、あっしもお供しまっせ」と、
熊虎親分の子分フジマツ(待田京介)が笑ってついてゆく。
そういえばフジマツは、お竜さんのことを「オジ貴」と呼んでいる。
親分(親?)の弟だからオジかぁ。

「金原さん、死んでもらいますばい!」

オリャー!ガシッ!バサッ!ブスッ!シャキーン!

そこへ「お助け人」健サン登場!

「花岡!貴様わしにたてつく気か!」
「金までふんだくろうとするテメェに辛抱できねぇんだ!」

お竜さん、今回は小太刀じゃなく、
危なっかしい長ドスを振りまわして斬りまくる。
斬った相手も一人や二人じゃないぞ!(絶対死んでる人2名)

戦い終わって、

降りしきる雪・・・

「お竜さん、この始末はあっしに着けさしておくんなさい。
行くのは、あっし一人でたくさんだ」

行くって・・・何処へ?
ムショでしょ?

ついに立派な人殺しとなったお竜さん。
でもお助け人のおかげでムショへは行かずにすんだみたいです。

「春がくりゃあ、また窓から花が舞い込んでくらぁ・・・
じゃ、お達者で」

って・・・健サン、もしかしてアンタ、去年の春もムショ暮らし?


ぜひご覧ください。
[PR]
by kuronekoyuya | 2007-06-21 04:24 | 緋牡丹博徒 | Comments(0)

お着物映画ご紹介 / 緋牡丹博徒 一宿一飯




♪むぅすぅめぇ〜ざかぁりぃをぉ〜
とぉせい〜にぃ〜かけ〜え〜て〜♪

というわけで、藤純子サン、
緋牡丹博徒シリーズ第2作「一宿一飯」であります !

注意:ネタバレ、バレバレです
未見の方、ご注意くださいね



f0109989_1756171.jpg



「緋牡丹博徒 一宿一飯」 1968年 鈴木則文監督 東映
いい人 鶴田浩二、若山富三郎、待田京介、山城新伍
悪い人 遠藤辰雄、天津敏、菅原文太
かわいそうな人 水島道太郎、村井国夫、玉川良一
かわいそうなカップル 白木マリ&西村章



時は明治の中頃
ストーリーは安心の「水戸黄門スタイル」

あ、かわいそうなカップルの西村章さん、
後の水戸光圀公にあらせられるんですが、
ここではホントかわいそうな人・・・

ちなみに、前作で父の仇を討ったお竜さん、
でも矢野組再興のため、諸国漫遊、じゃない、
渡世人としての修行の旅を続けております。

行く先々で一宿一飯の義理を賭け、
悪いヤツらのところへ殴り込むというのが第2作からのあらすじです。

さて今回のお竜さん、上州へやってきましたよ!

悪い奴は周辺一帯の農民を苦しめる高利貸のオヤジ(遠藤辰雄)
そしてオヤジと結託する裏切り者笠松(天津敏)たち。
悪いヤツらの助っ人で菅原文太サンが登場するけど、
ここではチト存在感うすいかなぁ。

そして今回の「お助け人」は、お待たせ鶴田浩二さま。

登場からして
華族(ナントカ卿のご子息)を乗せた危険運転な馬車をやっつける、
かっこいいぞ!パチパチパチ!って、
なんか「ベルサイユのばら」っぽいぞ・・・

あ、あれはロザリーのお母さんが馬車にひかれて死んじゃうんだっけ?
「文句があったらベルサイユへいらっしゃい!」だ。

こちらは、
「馬車にはねられるほうがもっとイテぇんだ!覚えときな!」
ハイ!覚えときます!

降りしきる雨の中、笠松の手のものがお竜さんに闇討ちを!
下駄や傘(鬼太郎?)や小太刀で応戦するお竜さん、
悪い奴らを川にブン投げる!

とぉりゃ〜!キャー!ザバーン!

「・・・戸田流の小太刀か・・・使えるが、甘い!」と、
菅原文太が長ドスを抜こうとする、お竜さんピ〜ンチ!
小太刀と長ドスじゃぁサイズで負けとるばい!

とそこへ「お助け人」鶴田浩二さまがタイミングよく登場ね。

「おメェに斬られる時ぁ、オレのドスもおメェの腹へ刺さってるぜ」

と言われてアッサリ刀を収める文太サン。
あらら・・・ま、いいか。

悪いヤツらの悪さ卑怯さが尋常じゃないところが
当シリーズのお約束。
そうじゃないとラストの殴り込みが
成立しないから仕方ないとしても、
よくもここまで悪くできるものだと感心。

ま、ハンパな悪さで殴り込んじゃぁ、
お竜さん、ただの暴れん坊になっちゃうからね・・・

22歳の藤純子さん扮するお竜さん、
この作品から子供とからむことが多くなるんだけど、
自らを「おばちゃん」と呼ぶところが大人だぞ!

印象的なお竜さんのお着物は、
悪だくみを阻止しようと
親分衆の集まりに乗り込んでゆくシーンで着ている
カスタード色の裾模様だ!

おいしそうなクリーム色に、白と赤の牡丹の花、
葉っぱのグリーンが美しいの。
バックの赤絨毯に映えてます。
つげのカンザシをさしてるみたいなんだけど、
アタマにワッフルかデカい瓦せんべいがささっているように
見えなくもない。

「動いてごらん、こん一発で親分さんの胸板に血の花が咲くとよ!」

なんてマンガちっくなタンカや、

「女だてらにこぎゃんもんば背負って生きとっとよ・・・
消えんとよ、一生・・・
だけん、からだじゃなかつよ・・・ 肌に墨はうてても、
心にゃぁ、だぁれも墨をうつこつはでけんとです」

といった台詞が有名ですね。

裏切り、闇討ち、だまし討ち、強姦、殺人、ウソツキ
これでもかの悪事にいよいよ我慢ならねぇ!
ついに殴り込み!

「笠松さん、死んでもらいますばい!」

で、お助け人の鶴田浩二さま、最後はやっぱり死んじゃうのね。

「ドスよりお針の方が似合うぜ」なんて、
現代的感覚からするとかなりビミョーな台詞も
鶴田浩二さんならイヤミなし。

殴り込みには行くんだけど、
毎回お助け人があらわれて極悪人をやっつけてくれる。
前作で健サンが、死に際に
「あんたを人殺しにしたくなかった」って言うんですが、
結局今回も・・・つまり今だ「人殺し」にならなくてすんでる
ラッキーなお竜さんなんでしょうか。

でも・・・ドカッ、ブスッ、バシッ、バキューン、なんて
小太刀やピストル振り回している間に
5、6人は殺ってるんじゃないかと思うんですけどねぇ・・・
ザコは計算外ってことなのか。

ぜひご覧ください。
[PR]
by kuronekoyuya | 2007-06-20 17:59 | 緋牡丹博徒 | Comments(0)

お着物映画ご紹介 / 緋牡丹博徒



家元は最近おキモノ生活に突入しちょります。
お休みの間は、外出には極力着物を着用。
夏の着物はお洋服よりも涼しいし、
気持ちよいことに気づき味をしめちょります。

おで様流おキモノ生活は、とにかく普段着であること。
日常着としての着物を追求しますよ。
また、戦後のキッチリピッチリ晴れ晴れ
「家庭画報」「主婦の友」「マダム」な着付けは基本的に NG 。
着付け教室の先生が見たら卒倒するような
好き勝手な着付けで着倒します。

映画はステキなお着物と着こなしのお手本がいっぱい!
そんなわけで「着物と映画」のカテゴリを追加、
映画のご紹介をしつつ、お着物関連のトピックも
書いてゆくことにしました。

手始めに「緋牡丹博徒」全8作シリーズから、ご紹介っと!
今日は記念すべき第1作「緋牡丹博徒」だ!
藤純子さん扮する緋牡丹お竜のお着物姿は格別、
憧れちゃうなぁ〜

注意:ネタバレ、バレバレです
未見の方、ご注意くださいね


f0109989_491637.jpg



「緋牡丹博徒」 1968年 山下耕作監督 東映
いい人 高倉健、若山富三郎、待田京介、清川虹子
悪い人 大木実
アホな人 山城新伍



時は明治の中頃
辻斬りに殺された父の仇を探して博徒となり
執念の旅を続ける九州熊本五木の矢野竜子
またの名を緋牡丹のお竜・・・
うぅ〜ん、この設定からしてわかりやすすぎる!

賭場のいかさまを見破ったことから、
四国は道後の熊虎親分(若山富三郎)や
その子分フジマツ(待田京介)と縁ができ、
大阪の堂万一家親分お神楽のおたか(清川虹子)や、
はたまた今回の「お助け人」高倉健サンとも
都合良く一気に知り合い顔がそろう。

悪い人=父の仇の加倉井(大木実)は
ナ、ナ、ナント〜健サンの弟分だった!
何たるありふれた偶然!
じゃじゃ〜ん! おい!加倉井!
武士の息子のくせに卑怯だぞ!

「オ,オレがムショにいる間にこんなことに・・・」
(とは言わないが、たぶんそう思ってると想像)
苦悩する健サン・・・

でも、やっぱり悪い奴は生かしちゃぁおけねぇ、
ある事件をきっかけにラストの出入りだぁ〜!

おたか親分のアホ息子が山城新伍で笑わしてくれます。

お竜さん、
ピンチになるといつも誰かが助けてくれるので
安心して見られますね。
普段の武器は小太刀ですが、いざとなるとピストルでも
応戦するんで、それも安心です。
でも、お竜さんが惚れるお助け人はいつも死んじゃったり
ムショへ行ってしまったりする運命にあるんで、
彼女はなかなか落ち着けなくって、
それで旅=シリーズは無事続いてゆくんですね!

かんじんな藤純子さんのお着物ですが、
これまた素晴らしい!

地味な紺無地(または色無地みたいな細かい柄)の着物に
博多献上独鈷の帯と、いたって男みたいな
シンプルな着物が主ですが、着付けがねぇ〜、カッコよすぎ!

ぶっちがいに締めた帯がエエ。
帯揚げと蹴出しの赤が効いてるし。
着物における「差し色」の威力を見せつけているぞ!
あと、白地に墨色の牡丹の裾模様が入った紗っぽい夏着物も
ステキです。

旅姿はやけに軽装(はっきり言って手ぶら)なのに、
着替えのお着物はどこに?・・・というツッコミどころも満載!

当時、同じような任侠路線で江波杏子さんもご活躍でしたが、
こちらはホンマモンの姐さん、凄みがかったきれいさでした。
そして藤純子さんの魅力は、上品なお嬢さんっぽさ。
アノ美しくも可愛らしい顔(ちょっと二重あご)で、

「どぎゃんしても出入りに持ち込むとなら、
この緋牡丹に2、3発ぶちこんでからにしておくんなせぇ」

などと熊本弁でタンカきるところが、
じつにアンバランスがとれててステキなんです。

時に藤純子22歳。
信じられん・・・イマドキあんな22歳どこにおるとね!

ぜひご覧ください。


f0109989_6365055.jpg

[PR]
by kuronekoyuya | 2007-06-20 04:16 | 緋牡丹博徒 | Comments(0)

ブルース・リーの巻/ in 松本




やぁ〜!

f0109989_21452093.jpg



よいこのみんな、そろそろ梅雨も近づいているが
元気でお過ごしかい?

ブルース三兄弟、今日は松本へやってきた。
松本城下にて、一同勢揃い!

f0109989_21263848.jpg


・・・って、この変わった石像は・・・???
なんとカエルさんだよ!


ここ縄手通り商店街は、
今はレトロな雰囲気の商店街としてよみがえっているが、
元々多くの河鹿蛙が住んでいたことから
カエル大明神を奉るカエルな商店街

f0109989_21311537.jpg



商店街の入り口にある東京芸術大学の学生さん作、
素晴らしい迫力のカエル像、極彩色豊かな歌舞伎だね!
f0109989_19551998.jpg

発泡スチロール製の像には年月を感じさせるダメージが・・・
残念だなぁ、みんな大切にしようね!


お願いごとが叶うという神社やカエル大明神もあるよ。
それに、こんなお祭りも企画されているのだ!
f0109989_21283613.jpg



ジャ〜ン!
f0109989_19572450.jpg



「今日の作戦は、ここ 国宝松本城 にて
秘密の任務を実行だ!」
f0109989_21332475.jpg


やぁ〜!
f0109989_21335820.jpg



ここが城の入り口だ
f0109989_202899.jpg


f0109989_21364282.jpg


「うひゃ〜、眺めがいいぞ〜」
f0109989_2035591.jpg


f0109989_21382118.jpg


「命しらず!」
f0109989_2053528.jpg

f0109989_206454.jpg


「歴史を感じるな〜」
f0109989_2065047.jpg


窓の外の景色にみとれていると
f0109989_2073092.jpg


時間が過ぎるのも忘れるね!
f0109989_21394837.jpg




ノンビリたのしめる松本城、
階段が急だから動きやすい服装で行く方がいいね。

個人の見学料金は通常600円だけど、
ブルース三兄弟は市内の宿にて割引券を200円で購入、
お値頃感炸裂だよ!旅するよいこは宿泊先で聞いてみよう!

ビバ!国宝松本城&カエル大明神!


f0109989_2085740.jpg



「じゃゲナーン、あとはヨロシク!」
f0109989_21411466.jpg


「秘密の任務って・・・結局ボクが掃除なの?」
f0109989_20112288.jpg



そーゆーことみたいです・・・



SPECIAL THANKS TO
撮影におつきあいくださった、エコジロウ・やまぎし様、
どうもありがとう〜!



松本城
[PR]
by kuronekoyuya | 2007-06-04 18:55 | 松本 | Comments(2)

おもちゃぱんだと・・・ブルース・リー?/スポーティー川島登場!



久しぶりに競技場へやってきたおもちゃぱんださん。
かわいいおもちゃをいっぱい持ってるよ!

f0109989_2318346.jpg




ピッチでは大忙しで試合前の大事なチェックが行われているんだ

f0109989_23201143.jpg



と、そこへあらわれたのは・・・・

f0109989_23234749.jpg



「だれ?」
f0109989_23245919.jpg



「こんにちわ〜、スポーティー川島です」
f0109989_23213684.jpg



「もう帰ろうかな・・・」
f0109989_23261739.jpg



「まぁ、そう言わずに!
これからエキサイティングな試合が始まりますよ〜」
f0109989_23282328.jpg



「アナウンス室はボクがお掃除するからピカピカだよ」
f0109989_22591814.jpg



「カフ・フェーダーの操作は僕にまかせてください」
f0109989_2337115.jpg



「おおっと!そうこうしている間に、もうすぐ開門だぞ!」
f0109989_23361027.jpg



「よいこのみんな、
今年も日本代表に熱いを応援よろしくたのむ!」
f0109989_2374954.jpg



SPECIAL THANKS TO
関野浩之先生 (照明効果&もりあげ)

(財)日本サッカー協会 公式サイト
[PR]
by kuronekoyuya | 2007-06-02 23:10 | ぱんださん | Comments(0)


家元おでによる豪華写真集、全国旅日記、趣味の世界が全速力で炸裂!懐かしの昭和的世界カテゴリR45もあるよ
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新のコメント
シャネル財布さま♪ お..
by kuronekoyuya at 04:50
文吾さま♪ コメン..
by kuronekoyuya at 03:02
おで様 快く転載を..
by 文吾 at 00:13
文吾さま♪ ご丁寧なコ..
by kuronekoyuya at 03:09
Anna Liang さ..
by kuronekoyuya at 23:27
タグ
ブログパーツ
以前の記事
検索
家元のお願い
いらっしゃいまし〜

「おで様流」でご紹介
したお店/スポット情報
は最新でない場合が
あります
ご利用の際は事前に
最新情報についてお問い合わせしてね!

また感想はあくまでも
家元個人の意見です
ご参考までに軽く
受け止めて
くだされ・・・

写真や文章は
個人で見て楽しもうね!

*内容が不可解な
コメント、よいこの
教育上よろしくないと
判断されるコメント、
誹謗中傷を含むコメント
などについては
発見次第削除させていた
だいております・・・
ご了承下さいませ*


ワンちゃんネコちゃん
ペットショップへ行く前に見てね!↓
いつでも里親募集中

ライフボート友の会は
里親さん、ボランティアさんの募集もあり!↓
ライフボート友の会~手を伸ばせば救えるいのちがある~

他にも素晴らしい活動をくり広げている団体があるよ!

ボランティアさんの募集やかわいいグッズの購入で支援ができるシステムもあるから、
よいこは是非一度覗いてみてね♪

日本レスキュー協会
(↑里親募集あり
アニマルレフュージ関西
(↑里親募集あり

支援物資のお知らせは
随時掲載
里親募集もあるよ
がんばるニャンを応援しよう↓

中之島公園の猫たち


クリックするだけで
みんなにかわって企業がいろいろな募金をしてくれるよ!↓



困難な病気と闘う小さな命そして御家族をサポート↓
難病の子供支援全国ネットワーク


<おすすめリンク>

家元お気に入りのコアなリンク集だよ♪
よいこはクリック GO!


<なごみ系>
ギャラリー猫の憂鬱
(↑ギャラリー猫たちの日替わりトピックと写真が見れるよ〜!)
猫ネコ英語
(↑可愛いネコちゃんと実用的な英語がバッチリお勉強できます、毎日見ればペラペラさ!)
Lake Applets
(↑なんだかよくわかんないけど、なごめる)
サーフィン犬バディー
(↑英語だよ、でも写真が超キュートだから見て見て〜!)


<おキモノ系>
おキモノ生活に興味のある方、参考になるよ!
キモノ備忘録
(↑小物もステキ)
豆千代web
着物イメトレ部屋
(↑中身超〜濃し)
小料理ともか
(↑大阪、心斎橋筋の小料理「ともか」さんはお着物姿のステキな女将さんに会える、女性一人でも安心なよいこに優しいお店だよ)


<和&レトロ&カルチャー系>
週刊モガ
(↑日本モダンガール協會主宰の淺井カヨさまは生涯モダンガールをつらぬく美しきアイコン、この方がいる限りモガは永遠なのです!)


明治大正1868-1926
(↑貴重な古写真がいっぱい!)

日本映画資料の小部屋
(↑日本映画ファンなら
必見!素晴らしい資料が満載だよ)

日本珍スポット100景
(↑B級観光地必見!)
東京紅團
(↑文学的/歴史的東京お散歩案内です)

色街の記憶
(↑哀愁の色街写真)
山の上ホテル
(↑存在が伝説)
ヴォーリズを訪ねて
(↑レトロな建物写真)

昭和ロマン美容室
ヘア・サロン夢屋
(↑Funky 60s&70s!)

スワンの涙
(↑ときめきの和洋懐メロ的世界)
DJ タイガー田中の高度成長ミックス
(↑exblog に彗星の
ごとくあらわれた
高度成長ミックス!
昭和の嵐が
吹き荒れるっ)
オンデン70's
(↑ときめきの70年代
ブログはメッチャ充実で
よいこはメロメロだ!)


YouTube Medmickey さんのチャンネル
(↑Medmickeyさんの美しくもカッチョイイ動画は必見 飛行機好きのよいこは迷わずクリック
Go!)


コーヒー・デイズ
(↑素敵なカフェ案内は
生きる道標なのだ!)

中華街ランチ探偵団「酔華」
(↑横浜中華街のことなら
酔華さんにおまかせ!
楽しいトピックが満載だよ)

京都パーフェクトガイド
姐奴の京都おみやげ歳事記
NEW! 姐奴の京都おみやげ歳事記
(↑京都お役立ちサイト
行く前に/行ってからでもチェックせよ!新/旧どちらも必見なのだ)
庵 IORI
(↑で、ここに泊まってみたい)
五条ゲストハウス
(↑現実的にはこっちか、リンクにも注目!)

琉球工房ちゅら
(↑おしゃれな北谷
にある「ちゅら」さん
へ行けば素敵な想い出
の品が・・・
沖縄へ行くよいこは
絶対クリックGo!)


<幕末/歴史系>
幕末維新館
(↑幕末ヲタク必見)
幕末京都
(↑潜入ルポ「寺田屋宿泊」は必見)
竜馬通り商店街
(↑京都伏見)

幕末古写真ジェネレータ
(↑どんな写真でも古写真に一発加工できるよ)

近代日本人の肖像
(↑あの人この人、写真で見れます)
Japan & the Allied Occupation
(↑英語だけど進駐軍時代の写真がいろいろみれるよ!)


<オールド上海系>
駱駝企画室
(↑オールド上海のことなら、迷わずココ!)
大上海糖果號
(↑旗袍(キー・パオ)=チャイナドレスを作りたいよいこは、まずギャラリーで中国服の歴史をお勉強しようね!上海でのオーダーの極意も伝授、他にもステキな写真やコラム満載なのだ)
上海喰う寝る遊ぶ
(↑上記「上海糖果號」主催の王華さんのブログ、お役立ちで楽しいぞ)


<美アート系>
外国語のもメッチャきれいだから見るだけでオッケィ!
Monsieur Z
(↑おフランス語だよ)
Shag
(↑英語だよ)
山本タカト辞典
(↑18禁的世界)

イラスト屋ひぐち制作日誌
(↑新潟を拠点に活躍するイラストレーターひぐちきみよちゃんのホンワカなごみブログ)

えいえもん日記
ながれのかばんやえいえもん
(↑谷根千あたり、心のこもった手作りカバンを自転車で移動販売する、若く美しきえいえもんさんは「ながれのかばんや」なのだ!)


<キャラクター系>
水木しげるの妖怪ワールド
ルパン三世コンプリートファイル
ケロロアイランド
こまねこ

Be My Barbie
(↑バービーちゃんのコレクションがすごい!)
リカ旅ブログ
(↑旅するリカちゃん、連載は終わっちゃったけど過去の日記があるよ、写真もグー!すごいぞ)

赤塚不二夫公認サイト
これでいいのだ!!

(↑とにかく見れ!)


<お笑い系>
流浪の添削ブルース
(↑今すぐ爆笑が必要な人必見だよ、でも18禁)
戦隊な奴ら
(↑君は何レンジャー?)
へなちょこ動物園
(↑へなちょこキャラが
いっぱいでお出迎え
だよ〜!)

カテゴリ
最新のトラックバック
venushack.com
from venushack.com
venussome.com
from venussome.com
www.whilelim..
from www.whilelimit..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧