おで様流



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思い出の常磐ハワイアンセンター/がんばれ!スパリゾートハワイアンズ の巻





「炭坑娘が腰ミノ着けてフラダンス踊ってるんだってさ」


小学生の家元は、毎年夏になると
郡山のおじさん、おばさんの家に遊びに行った
おじさん、おばさんは毎年、いとこと一緒に
家元と弟をいろいろな場所へ連れて行ってくれた

その夏は、オープンしたばかりの
常磐ハワイアンセンターへ行くことになった



フラガール(スマイルBEST) [DVD]
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よいこのみんな、お元気でお過ごしかい?
北の街で暮らすよいこ、生活の不便さは少しは解消したのかな
避難所や、不便な場所で毎日をしのいでいるよいこ
大切な人を失ったよいこ・・・みんなのことを想うと
胸がいっぱいになってしまうと同時に
何もできない自分自身へ、
そしてこんなことになってしまったことにたいして
やり場の無い静かな怒りさえ湧いてくる

今は悲しみと不安と辛さでいっぱいだよね
でも、世界中のおともだちが
みんなを応援していることを忘れないでね

家元には何の力もないけれど、一日も早い被災地の復興と
それを支える日本の経済的復活を目指して
小さなことからでも始めるよ



地震と原発事故の大きな被害を受けた場所の1つに
福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズがある

震災時、たまたま滞在中だった
雑誌 SPA! の記者の方が書かれた記事を読んで
被害の深刻さを知ると同時に、スタッフのお客様に対する
プロフェッショナルな対応に感銘を受けた


SPA!記者が見た「スパリゾートハワイアンズ」震災当日の奇跡


そしてふと、小さな頃に訪れた
常磐ハワイアンセンターを思い出した



1960年代、よいこにとってハワイは
まだまだ遠い場所だったけど
ハワイアン音楽は人気があったから、小さな家元も
フラダンスがどんなものかぐらいは知っていた
でも動くフラダンスを見たことはなかった

レコードのジャケット写真で
フラダンスの格好をした女の人を見たことがあるだけだったからね

常磐ハワイアンセンターでは、
なんと動くフラダンスが見られるというではないか
おまけにそこは常夏の国で、冬でもプールに入れるし
雨でも屋根があるから大丈夫らしい、ワクワク!

で、大人の人たちが「炭坑娘が腰ミノつけて・・・」
と言っているのを聞いて、
顔がススで「デン助」になったフラダンサーを
想像してしまったものだ

デンスケ、ね、わかる?
ちいさなよいこにはわからないかな?


デン助




炭坑娘と言っても、それは炭坑で働く方々のご家族のお嬢さん
という意味で、彼女たちが石炭を掘っていたわけでは
もちろんない

彼女たちの顔が、ススで「デン助」になるわけもない
でも、まだ小さかった家元には
そんなことはわからなかったんだよ

だから

フラダンス・ショーが始まって
キラキラ輝くダンサーの方々を目にしたときは
もぉ〜、びっくり仰天、ワクワクドキドキ☆☆☆

あまりのステキさに
帰りにフラダンサー人形をおねだりして
買ってもらって大喜びしました

新しいホテルはとってもきれいで
プールの他に温泉まで楽しめて、よかったな〜



それから長〜い年月が流れ、映画「フラガール」を見た
そして初めて、炭坑の街に生きた人たちが
常磐ハワイアンセンターに賭けた情熱とご苦労を知った



うちのとうちゃん、お国のためだって、
寝る間も惜しんで石炭掘って、ヤマの中で死んだ
今まで、仕事っていうのは、暗〜い穴の中で、
歯ぁくいしばって、死ぬか生きるかでやるもんだと思ってた
んだけど、あんなふうに踊って、人様によろこんでもらえる仕事、
あってもエエんでねぇか?


腰ミノ着けて、人前で腰フリフリするなんて許せん!って
娘がフラダンサーになることに猛反対していた母、
家元あこがれのお竜さん、もといっ、富司純子さんが
フラダンサーとして成長してゆく娘の姿を見て、
そして、ヤマで生きる人たちの生活の起死回生を賭けた
常磐ハワイアンセンターと、新しい時代の可能性を感じて、
「笑って楽しく仕事したっていいじゃないか!」と、
そう言うのだ


そう、ほんの50年前

たくさんの日本人にとって「仕事」とは
「生きる糧を得ること」とは
当たり前に辛くて苦しいものだった

自分がやりたい仕事やライフスタイルを
選ぶ自由すら困難だった
そもそもライフスタイルなんて言葉もなかった


そんな時代は過ぎ去り、
今に生きるよいこには、少なくとも、自分がなりたい自分を選び
そのための努力をする自由が、当たり前にある







「フラガール」を観て家元が思うことは、
炭坑で働く数えきれない人たちの汗と、苦労と
そして生命によって支えられた日本のエネルギー源が
石油に取って代わられ、
そしてクリーンで安全だと言われた原子力発電となるも
その原子力発電所が今日、かつての炭坑の街で生きる人たちの
生活と生命を脅かしているという悲しい現実だ


しかし同時に


閉山の危機に直面し、生活を守るために必死で町おこしに挑み
45年の長きにわたって努力を怠らず継続してきた
常磐ハワイアンセンター、スパリゾートハワイアンズのガッツと成功、
そしてこの度の震災において見せてくれた
素晴らしいプロフェッショナリズムは、
困難な時代に直面した日本中のよいこたちに
大きな勇気をもたらしてくれると思う


そんなスパリゾートハワイアンズは、この3月末
700人の契約社員の雇用契約を更新することができなかった

90キロ離れても「客はゼロ」=記念館、鍾乳洞、沈む観光地―福島


休業を余儀なくされているスパリゾートハワイアンズはそれでも、
大浴場を被災者の方々に開放し、毛布などの物資の支援や
各地での炊き出し活動を活発に行っている
再開の日が訪れた暁には、きっと契約社員の人たちも
戻って来られることだろうと信じたい



よいこのみんな
じっと不安におののいていてはいけないよ
これからみんなでできることは、
そんな被災地が再始動を始めた時に復興を助けることだ

その時にそなえて、がんばって働いて
お金をためて遊びに行こう!

これからがほんとうの勝負の時だ
日本の底力を見せてやろう!

家元もがんばって、きっとまたフラダンスを観に行くよ



がんばれ!フラガールズ
がんばれ!うつくしまふくしま!





ニュース特報だよ!
フラガール、復興の旗振る 45年ぶり全国巡業復活へ





スパリゾートハワイアンズ公式サイト
スパリゾートハワイアンズのブログ
スパリゾートハワイアンズ @ Wikipedia
映画フラガール @ Wikipedia
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by kuronekoyuya | 2011-04-05 01:04 | カテゴリR45 | Comments(10)

長らくご無沙汰しました〜 / ヒドゥンの巻




よいこのみんな!

もぉ〜、ほんとうに長らくご無沙汰いたしました
たまに失踪する家元でござりまする

春も近いというのに、お天気がスッキリしない毎日だねぇ
というわけで、今日は80年代を代表する B 級 SF 映画のご紹介

1987年公開の「ヒドゥン」だよ



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善良な市民が次々と、突如としてクレイジーな殺人鬼に!
大混乱なロス市警に、これまた突然あらわれる不思議な FBI 捜査官


予告編 The Hidden Trailer (1987)




主人公のお二人さんは
普通の人(?)なロス市警のベック刑事(マイケル・ヌーリー)と
普通じゃない人(?)な FBI 捜査官ロイド・ギャラガー(カイル・マクラクラン)


フラッシュ・ダンスな人、マイケル・ヌーリーさん
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そして殺人鬼の正体と、その目的は???


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徐々に明かされてゆく秘密に目が釘付けだよ
ちょっと怖いシーンや、かなりバイオレンスなシーンもあるけれど
そういうの超苦手な家元でも大丈夫だったから、
大人なよいこならオッケイだと思う

なんと言っても低予算、メッチャ B 級なところが魅力なこの映画

しかしあなどってはいけない

第16回アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭
(現ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭)では
完全ノーマークだったこの「ヒドゥン」が
大作「ロボコップ」をおさえて見事グランプリを受賞!



タイトルの字の中に顔がかくれているのはデザインだよ
心霊写真じゃないから安心してね
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低予算だからって、そこはハリウッド、ビンボー臭いなんてことはナシ
見所も満載だ

テスタロッサもボコボコ!ド派手なカーチェイス(エイリアンは高級車がお好き)
全編に流れるヘビメタな音楽(エイリアンはメタルがお好き、カントリーは大嫌い!)
お色気あり(エイリアンはセクシー美女がお好き)
友情あり(どこか憎めないトンチンカン男、ギャラガー捜査官、彼も実は・・・)
そして動物も出てくるよ(エイリアンは生き延びるためには動物だって見逃さない)
ハリウッドの名優ワンちゃんの名演技にも注目してね


月並みと言えばそれまでだが、
娯楽作品のあらゆる要素を目一杯テンコ盛りにしてテンポよくつなげ
一気にラストへ持ち込む手法はかなり気持ちいいぞ〜



セクシー美女がいきなり殺人鬼に!こわいよ〜
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殺人鬼はみんないい人ばかり、それがいきなりフェラーリを盗み
次々と人を殺し、撃たれても撃たれても・・・なかなか死なない・・・
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中盤のクライマックスは
ギャラガー捜査官がセクシー美女をビルの屋上へ追いつめるシーン
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何発撃たれても倒れないセクシー美女に、
不思議な武器を使おうとするギャラガー捜査官
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「これで終わりだと思ったら大間違いだぞ」
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セクシー美女はビルから飛び降りて「死んで」しまう


そしてまた、新たな殺人鬼が・・・



ギャラガー捜査官、運転しながらなのにピストルの腕前は百発百中
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それにヤケにいい車に乗っている、FBI だから高給取りなのか?
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「・・・何かがおかしい」と気づき始めるベック刑事
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そして物語は怒濤のラストへ!
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ベック刑事の娘は不思議な能力を持っているのか?
彼女は、アブない刑事ギャラガー捜査官の正体に気づいていたのか?


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ラストはちょっと悲しい結末なんだけど
そこにも月並みだが安心できるひねりがあって、後味は悪くないよ



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カイル・マクラクランさんは当時
「ブルー・ベルベット」でデヴィッド・リンチ監督とご縁があった
で、「ヒドゥン」を見たリンチ監督
ギャラガー捜査官のキャラクターを高く評価し
「ツイン・ピークス」ではソックリなキャラ、クーパー捜査官に
マクラクランさんを起用する


TV シリーズ「ツイン・ピークス」はマクラクランさんの出世作となった
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クーパー捜査官といえば、家元こんなモン持ってるんだ〜
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常にヴォイス・レコーダーに話しかけるクーパー捜査官
その声が収録されたカセット・テープ!
当時アメリカのどこかのショップで見つけて買ったものなのだけど
今はカセットプレイヤーを持っていないから宝の持ち腐れだ



B 級だけど安心して楽しめる「ヒドゥン」
よいこも是非みてね〜



エンドロールで流れる曲もなかなかナイスだよ
The Truth - Hidden (The Hidden 1987 - Ending Song)






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ヒドゥン @ Wikipedia
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ツイン・ピークス @ Wikipedia
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by kuronekoyuya | 2010-03-05 02:52 | カテゴリR45 | Comments(6)

ラストエンペラーと教授の巻




しばらくご無沙汰しちゃったけど
よいこのみんなはお元気かな?

毎日寒いね

雪や強風にみまわれているよいこはとてもたいへんだと思うけど
身体に気をつけて
怪我したり風邪ひいたりしないように気をつけてね


今宵は映画と音楽の話題を・・・



The Last Emperor / 1987
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ベルナルド・ベルトルッチ監督作品、公開は1987年
同年のアカデミー賞では、ノミネートされた9部門
(作品賞、監督賞、撮影賞、脚色賞、編集賞、録音賞、
衣裳デザイン賞、美術賞、作曲賞)全てを受賞!


なんだかんだ言ってもアカデミー賞の素晴らしさが
まだまだ光っていた時代だよね
家元のテイストにはドンピシャリ、何度見ても魅了されてしまう
まさにツボな映画なのだ


そしてアメリカ映画ではない
(イタリア、中華人民共和国、そしてイギリスの合作)



西太后の指名により清朝最後の皇帝となったプーイーは
わずか2歳にして家族から引き離され紫禁城で即位する



息をのむ、紫禁城を借り切って撮影された即位式のシーン!
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これでもか!と清朝ムード炸裂なお妃選び〜結婚式!
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英語もフランス語もペラペラで
クイック・ステップが踊れる子と結婚して
オックスフォード大学に留学するんだ〜!

小さい頃から紫禁城に閉じ込められて育った皇帝プーイーは
すべての条件を満たす魅力的な女性を得て淡い期待を抱くが・・・


実は


清朝は1912年、プーイー6歳のときすでに滅亡しており
プーイーはじめ皇族は中華民国臨時政府の優待条件として
紫禁城に滞在する事を許されていた、何一つ自由にならない身だったのだ


そしてついに1924年


クーデターがおこり、プーイーとその家族は
紫禁城から退去させられてしまう
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小さい頃からあんなに見てみたかった外の世界


しかし


世間知らずのプーイーは
清朝再興を口約束する日本の傀儡政権にかつがれ
利用されてしまう!


満州国皇帝に即位しても
結局は日本人に利用されているだけだと知る皇后は
アヘン中毒に陥り精神をも病んでゆく・・・
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印象的なラストシーン


年老いて一介の市民となったプーイーは
見学入場券を買い紫禁城を訪れる


即位式の時にもらったコオロギの缶を見つけ・・・
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いやーおどろいたよね
中からひからびたコオロギの死骸(または佃煮)
が出てくるんじゃないかと、家元、ドキドキしました


日本が誇るアーティスト、教授こと坂本龍一先生が
デイヴィッド・バーンさん、コン・スーさんと共に
アカデミー賞作曲賞を受賞したときは、嬉しかったな〜


このテーマ曲、よいこも大好きでしょ?


The Last Emperor OST - 09 The Last Emperor (Theme)




そして家元は、この曲も大好き


RAIN (trio Live) Ryuichi Sakamoto




教授と言えば、忘れられないのはこの曲だ



Sakamoto Ryuichi - Merry Christmas Mr. Lawrence (Live)



それまで YMO なイメージが強かった教授の
ほんとうの素晴らしさをストレートに感じさせてくれたのが
この「戦場のメリークリスマス」と「ラストエンペラー」の
サウンドトラックだった


さすが教授
どれも、何十年という月日を経て輝きを失うどころか
ますます時代に添うような美しい作品だね


「戦場のメリークリスマス」には
デヴィッド・シルヴィアンさんと合作の歌バージョン
Forbidden Colours があるが、
家元はサラ・ブライトマンさん版をご紹介



FORBIDDEN COLOURS ~ Sarah Brightman




「戦場のメリークリスマス」、「ラストエンペラー」、
そしてたくさんの映画や物語が、
生まれる場所も時代も選べない人間が
生まれた場所と時代に翻弄される姿を描いている

そう

人生には、なんとかなることもたくさんあるけれど
どうすることもできないことだってテンコ盛りなのだ

どうすることもできないことにブチあたって
翻弄されたからといって、特別な事でもなんでもない

むしろ

そんなことにブチあたらない方がよっぽど特別で異常なのだ〜


ブチあたったら

じっと嵐が過ぎるのを耐え忍び待つか!
新たな手で打って出て勝負するか!


いずれにしろ、正しい答えなどはどこにも無い
ただ、人生を創り上げてゆく過程での
よいこ一人一人の「選択肢」があるに過ぎない


2010年

願わくば、よいこの選択の一つ一つが
より自分らしく生きるための一歩一歩でありますように!



The Last Emperor. R.Sakamoto & D.Byrne Soundtrack






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by kuronekoyuya | 2010-01-15 05:09 | その他トピック | Comments(8)

レトロ・チャイニーズ・ディーバ / 江玲ちゃんと China Night の巻





♪しぃ〜いなぁ〜のぉよぉ〜るぅ〜♪


よいこのみんな
なんだか急に寒いぞっ

家元のおともだちも急な発熱でくるしんでいる子がいる
よいこは無理をせず、ちゃんとヌクヌク着込んで
おいしいものをいっぱい食べて抵抗力をつけようね

今日は急な木枯らしに負けないように
ホンワカ癒しムードなレトロ・ソングをお届けするよ

あ、えっと・・・R45指定でござりまする



支那の夜 渡辺はま子



オリジナルはなんといっても渡辺はま子さん
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「支那の夜」(1938年12月発売)
作詞: 西條八十
作曲: 竹岡信幸
歌:  渡辺はま子



元々は李香蘭さんと長谷川一夫さん主演の映画
「支那の夜」の主題歌だった曲

映画では李香蘭さんが歌っていたけれど
なにやらレコード会社の取り決めでレコーディングは
渡辺はま子さんになったんだって


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Shina No Yoru - 支那之夜 - China Nights - 李香蘭 - 1940




オリエンタルでスウィ〜トなムードがウケてか
China Night はアメリカでも大人気に!

なんと敗戦後は16年もアメリカに接収されていた

へぇ〜!驚いた
建物が接収されたっていうのはよく知っているけれど
「曲」が接収されていたなんて
なるほど、とうことは他にもアレコレ接収されていたモノが
あったのかもしれないね〜


中国の方々にたいして「支那」という言い方は失礼にあたるので
映画は、もう一曲の挿入歌から「蘇州夜曲」と呼ばれたり
「上海の夜」と呼ばれたり
ストーリーも反中国的な表現があり
戦後は、映画館やテレビで見るチャンスに
あまり恵まれなかった作品でもある



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主題歌「支那の夜」も同じ
今でもテレビやラジオで耳にする機会はとても少ないのだ


坂本九ちゃんの「スキヤキ」に次ぐアメリカでのレコードは
この「支那の夜」だった

Kyu Sakamoto - China Nights (Shina No Yoru) 1963 45rpm



ところがレコード会社の都合と
また「支那」という言葉が問題視され
なんと2004年まで日本で発売されることはなかった

つまり

九ちゃんの存命中には日本で発売されなかったということだ
うぅ〜ん残念だったね・・・
家元は九ちゃんの「支那の夜」はとても良いと思うよ



姚莉 - 春的夢 194x



百代レコードの歌姫、姚莉さんがうたう China Night は
正統派ってイメージだ〜
タイトルは「春的夢」になっている


中國之夜(シナの夜)馮素波



60年代のものとおぼしきこのレコードは
香港で今も女優さんとしてご活躍な馮素波さんのもの
中国語の歌詞の響きがとってもイイ〜ネッ
でも馮素波さんバージョンは歌詞が他のものと違うよ
意味は不明だけど・・・タイトルは「中国の夜」


タイトルはどうあれ


たくさんのカバー・バージョンが生まれるほど
「支那の夜」は人気のある曲だったのであります

家元もフニャ〜ンとした
ホンワカ・チャイナ・メロディーが大好き


そして
中でも一番のお気に入りな China Night はこれだっ!


China Night (春的夢) - KONG LING 江玲



これがおそらく家元が生まれて初めて聞いた「支那の夜」
なんと家元はこの曲のLPレコードを持っているんだよ


コレ↓ Off-Beat Cha Cha by Kong Ling
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ナイトクラブ風の檻(?)みたいなインテリアから
モダンなチャイナドレスで流し目をおくる Kong Ling ちゃん
裏ジャケットのドラゴンの模様が子供心にもチャイナな郷愁を
感じさせてくれました

ステキなジャケットデザインでしょ?


「香港の歌うスイートハート」と呼ばれた Kong Ling ちゃん
中国名は江玲ちゃん

1951年に学校の歌唱コンクールで優勝
1954年にプロデビュー、シンガポール・ツァーを行う
その後は人気がうなぎ登りに〜

なんと香港のナイトクラブ3軒を一晩で掛け持ちするほどの
売れっ子になります


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Off-Beat Cha Cha は1960年のリリース
江玲ちゃんは当時もナイトクラブで歌っていたに違いない
そこへ遊びに行った家元のじいやが
このレコードを買って持ち帰ったという訳だ

家元のじいやはその頃、あやしい商売で時々香港を訪れていた
すると不思議なレコードを持ち帰ることがあった

今となっては、この Off-Beat Cha Cha と
中国の古い流行歌を集めたレコード
ラテンものなどが数枚残るだけ、とても残念だなぁ
ちゃんと全部とっておけば良かった


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そんなわけで

この江玲ちゃんの China Night は家元にとって
小さい時から身近に聞いていた特別な China Night なのだ
たのしいアレンジも江玲ちゃんのボーカルも
数ある支那の夜の中で一番好きだなぁ


アルバム Off-Beat Cha Cha は
タイトルどおりラテンなチャ・チャ・チャのリズムな曲が多い


Kong Ling - Let's go off beat 196x



また、「モナリサ」や「恋の片道切符」といった
アメリカンポップスも吹き込まれている


Side One
China Night
One Way Ticket
C’est Magnifique
Ciao Ciao Bambino
My Heart Is An Open Book
I Love You Baby

Side Two
The Voice Of Love
Seven Lonely Days
Tenderly
Let’s Go Off-Beat
Mona Lisa
Sayonara


Kong Ling - One Way Ticket 196x




江玲ちゃんは他にも幅広くポピュラー・ソングを歌っているんだよ


なつかしのボビー・ヴィーのヒット曲も

Kong Ling - More Than I Can Say 196x



日本ではブレンダ・リーちゃんやカーペンターズでお馴染みの
この曲も

Kong Ling - The End of the World 196x



江玲ちゃんの素直な歌唱は安心して楽しめるね


はい、そろそろお別れのお時間です

ラストは江玲ちゃんが歌う「スキヤキ」そして本家本元
坂本九ちゃんの「上を向いて歩こう」を続けてお届けします


じゃ、今日はこれにてバイッ!


Kong Ling - Sukiyaki 196x





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支那の夜 @ Wikipedia
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by kuronekoyuya | 2009-11-03 02:43 | ミューズ&ディーバ | Comments(6)

サーフィン映画 / BIG WEDNESDAY の巻





よいこのみんな!一週間のご無沙汰でした

世間じゃすっかり秋が深まり
来週には木枯らし1号が吹く予定・・・らしいよ

衣替えの準備はできたかな?
急に寒くなって風邪やインフルにやられないよう
冬支度は早めにやろうね


今日はそんな季節に全然ふさわしくないかもしれない
サーフィン映画についてです


だけど冬の海もいいもんだ
過ぎた夏を思い出しながらサーフィン映画にひたるのもいいもんなんだよ〜



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サーフィン映画の名作はたくさんあるけれど
R45なよいこが忘れられないのは
きっと「ビッグ・ウェンズデー」(1978年)だよね



Big Wednesday - Opening Credits





地元じゃ負け知らずなサーファー、マット・ジョンソンを演じる
ジャン・マイケル・ヴィンセントは「ビッグ・ウェンズデー」のあと
ずいぶん時間がたってから突然「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」に
主演しててビックリした〜


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マットの親友ジャックを演じたウィリアム・カットは
すごくカッコ良くて家元はいちばんお気に入りなのだ

そして3人組のもう一人、やんちゃ坊主なリロイを演じた
ゲイリー・ビジー、「ビッグ・ウェンズデー」では
2枚目二人と個性派ビジーってかんじだったけど
その後の映画人生ではバイ・プレイヤーとして
このビジーが一番活躍したように思う


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物語は60年代のカリフォルニア
伝説の大波を待ってサーフィンに明け暮れる
地元サーファー=やんちゃな不良たち

そんなやんちゃな不良たちにも年月は容赦なく降りかかり
ベトナムへ出征するジャック、ひと山当てると言って旅立つリロイ
そして残されたマットは妻子を持ち、それでも伝説の大波を待っている

しかしマットは、自分のサーフィン・スタイルが
もはや時代遅れになってゆくことへの焦りと
結局何者にもなれなかったことへの憤りで
酒浸りになってしまう


そしてついに伝説の大波がやってくる・・・



映画には素晴らしいサーフィン・シーンがテンコ盛り


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と同時に「アメリカン・グラフィティ」サーフィン版とも言えるような
青春群像劇でもあります


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大人になりきれなくて破滅してゆくマット
ちりぢりになってしまう3人・・・

その3人を伝説の大波が引き合わせる


大波に挑もうとするマットの元にジャックとリロイがやってくるシーンは
何度でも感動しちゃうよね!


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サーフィン映画の歴史に残る名シーン!


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ラストのサーフィン・シーンでは
伝説のサーファー、ジェリー・ロペスさんも出演しているんだよ!
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公開当時を知るR45なおともだちなら、今またこの映画を観て
きっと新たな感動に包まれるにちがいないと家元はおもうよ

夏が過ぎて、秋も深まる今日この頃にこそふさわしい
いつまでも大人になりたくないよいこなら胸キュン間違い無し!な
「ビッグ・ウェンズデー」を是非ごらんください


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じゃ、今日はこれにてバイッ!





ビッグ・ウェンズデー DVD
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ビッグ・ウェンズデー @ Wikipedia





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by kuronekoyuya | 2009-10-28 22:30 | カテゴリR45 | Comments(6)

夏だ!サーフィン・サウンドだ!カテゴリR45だ!/ヘンリー・マンシーニの巻




う〜ブルブル
ここんとこ寒いよね
これは、涼しい、なんてなまやさしいもんじゃない
寒いよね

よいこのみんなは鼻水なんか出てないかい?
家元は毎朝ずるずるだよぉ〜

なぜか気温が25度以下になると鼻水が・・・

そういえば昔はちいさいよいこはみんな鼻水だったものだ
そしてハンカチをもっていないよいこは
みんな洋服の袖がピカピカになっていたものだ(R45限定)


さて


おすすめリンクでもおなじみのブログ「スワンの涙」主催スワンさんが
サーフィン・サウンドのグループ「ファンタスティック・バギーズ」の記事
アップされていた

実は家元、サーフィン・サウンドが大好き
王道からそれっぽいものまで、あれこれ集めては iPod のプレイリスト
「サーフミックス」にガンガン入れて聞いているよ

ただ残念なことに、好きなわりにはあまり詳しくない・・・

なのでスワンさんのような音楽通の人のブログなどで情報を仕入れては
新しく知ったバンドの曲を集めているというわけだ

夏に向けて、サーフィン・サウンドの記事をアップしてゆきたいなぁ
と思っているのだけれど

手始めに今日はこちらを・・・



Shots in the Dark / 1996
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よいこはヘンリー・マンシーニさんをしっているかな?
R45なよいこなら彼が作曲した映画音楽を少なくとも5本は言えるよね

ざっとあげても

ティファニーで朝食を(ムーンリバー)
シャレード
ピンクパンサー
ひまわり
酒とバラの日々
暗くなるまで待って
華麗なるヒコーキ野郎・・・

あの「刑事コロンボのテーマ」もマンシーニさんの有名な作品の一つだね




このアルバムは、そんなヘンリー・マンシーニさんへのトリビュート
さまざまなアーティストによるマンシーニ作品のカバー集だ

カバーはカバー
オリジナルを越えることはできない、というのが正直な感想だけれど
家元は現代のホットロッド・バンド Davie Allan & The Arrows が演奏する
この曲がはすご〜く好きなんだよ
だって、モロにサーフィン・サウンドなんだも〜ん


Experiment in Terror by Davie Allan & The Arrows



ホットロッドというのはサーフィン・サウンドとほぼ同義語
元々はイカした車を指す言葉なんだよ
ナントカGTでぶっとばせ!なんてタイトルは
サーフィン・ホットロッドらしいよね〜


ヘンリーマンシーニさんへのトリビュートであるこのアルバム
中身はサーフィン・サウンドっぽいものが何曲も入っている
考えてみればマンシーニさんはサーフィン・サウンド全盛期にも
ずっと活躍されていたわけだから
その手の曲だってお手のものだったんだね


アメリカ生まれ
名門ジュリアード音楽院で学びグレン・ミラー楽団を経て
ユニバーサル映画に入社したヘンリー・マンシーニさん
温厚なお人柄で誰にも慕われたそうだ


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そんなマンシーニさんの作品は何十年たっても決して色あせない
ほんとうにシャレてるんだなぁ〜
アメリカ人っぽくないメロディーだと家元はおもっているんだよ
どことなくヨーロッパの香りがすると、おもわないかい?


あ、ところで、このトリビュートアルバム Shots in the Dark のタイトル
ピンクパンサーシリーズの「暗闇でドッキリ」( A Shot in the Dark )を
もじってるんだよ〜



こちらが本家本元の Experiment In Terror
すてきでしょ?お洒落でしょ?サスペンスでしょ〜?!!
Henry Mancini - Experiment In Terror




日本語タイトルは「追跡」
オリジナル・サウンドトラックの作曲はもちろん全てがマンシーニさんだ
家元はこの映画が見たくて、見たくて、見たくてたまらないのだけれど
日本では DVD は出ていない



追跡 Experiment In Terror / 1962
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実話を元にした白黒のドキュメンタリー・タッチな映画だそうで
ストーリーは姿の見えない犯人に脅迫される女性をめぐるサスペンス
そんな物語を宝石のように彩るマンシーニさんの音楽・・・あぁウットリ
ツタヤにビデオがあるかなぁ



Experiment in Terror - Music from the Motion Picture
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↑サウンドトラックの CD も出ているんだけど今は発売していないみたいだよ

アマゾンでちょっぴり試聴したけど、それだけでもう夢中になっちゃうよ
やっぱりマンシーニさんは天才だね


よいこもこの夏はマンシーニさんのお洒落なラウンジ・ミュージックと
気持ちのよいサーフィン・サウンドで盛り上がろう!



Banzai Pipeline by Henry Mancini




「おで様流」では夏に向けて、サーフィン・サウンドをあれこれご紹介するから
おたのしみにしていてね


じゃ、今日はこのへんでバイッ!





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ヘンリー・マンシーニ @ Wikipedia
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「暗闇でドッキリ」@ Wikipedia
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by kuronekoyuya | 2009-05-17 04:56 | カテゴリR45 | Comments(12)

レトロ・チャイニーズ・ディーバ / 香港の明星 葛蘭の巻 その2




ようやくうっとうしい雨もあがりそうだよ
明日から週末は暖かくて過ごしやすい行楽日和ってことだ
よかったね〜

今日は先日のつづき
レトロ・チャイニーズ・ディーバな葛蘭(ゲイ・ラン - Ge Lan)さん
またの名をグレース・チャン(Grace Chang)さん
その2をおおくりするよ


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葛蘭さんの略歴については、その1 で述べたけれど
キュートで明るく元気な女の子とはうってかわって
今日ご紹介する彼女の映画「野玫瑰之戀」では
なにやら悪女的、ファム・ファタールな女性を演じているみたい


野玫瑰之戀 1960
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みたい・・・というのは・・・
じつは家元もこの映画を見たわけじゃないんだよ
彼女のことをあれこれ調べているうちに発見した映画なの


おもしろいな〜と思ったのは
この映画で葛蘭さんが、よいこにもおなじみのいろ〜んな曲を
中国語でうたっていること


卡門 電影《野玫瑰之戀》

ギター片手にけだるくうたいだすのは、そう
あのビゼーの歌劇「カルメン」から、名曲「ハバネラ」だ


この「野玫瑰之戀」は歌劇「カルメン」と
マレーネ・ディートリッヒの出世作
ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督の映画「嘆きの天使」を
ベースとした音楽劇なんだって


嘆きの天使 1930
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「嘆きの天使」は、堅物の高校教師が若い酒場の女に入れあげたあげく
すべてを失って破滅への道をたどる、という物語
かたや「カルメン」も、真面目だった男が魔性の女に翻弄されたあげく
その女を殺してしまうというストーリー

この二つが合体したら・・・かなり破滅的な男の物語になりそうだね〜


カルメンっぽい葛蘭さん
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詳しいストーリーは映画をみていないのでここには書けないけど
(中国語がわからないから、それらしき記事があっても読めないの)
どうやら婚約者を持つ真面目な音楽教師が
葛蘭さん扮するカルメンのような女ワイルド・ローズに翻弄される、
そんなストーリーらしい


そうそう、「野玫瑰之戀」っていったい何て読むの?
それは Ye Mei Gui Zhi Lian だそうです ?????
英語のタイトルは The Wild, Wild Rose
王天林(Wang Tian Lin)監督の1960年の作品

で、「野玫瑰」は野バラ 「野玫瑰之戀」とは野バラの恋ってことだね
Wild Rose の恋だから「野バラの恋」ってわけか〜


蝴蝶夫人 電影《野玫瑰之戀》

ひゃ〜!びっくり
葛蘭さんのキモノ&日本髪姿だよ!
うたっているのはプッチーニのオペラ「蝶々夫人」から「ある晴れた日に」
葛蘭さん、お着物がお似合いだね、違和感ゼロだよ

途中から曲調がラテンっぽくなったりおもしろいぞっ

ステキな音楽アレンジはなんと、あの服部良一先生が担当されている


"說不出的快活" (電影"野玫瑰之戀"片段)

服部先生の作曲、笠置シヅ子さんが歌ってヒットした
「ジャジャンボ」を中国語でうたう葛蘭さん
ラストの「ジャジャンボ〜!」っていうところが笠置さんっぽいよね

そしてこんな曲も


賭徒歌 電影《野玫瑰之戀》

ヴェルディのオペラ「リゴレット」から「女心の歌」だね
ピアノを弾いているのが、ワイルド・ローズに翻弄される音楽教師・・・
なのかな???

さすが声楽を勉強していた葛蘭さん
有名なオペラのアリア曲だって、どんどん中国語でうたうよ


でもうたうだけじゃない


葛蘭表演佛蘭明高舞

ギターの伴奏でフラメンコだって踊っちゃう!


曲の終わりの方でアヤシイ男が入ってくるよ・・・
しかしこの後どうなるかは映画を見なくてはわからない


これだけバラエティーに富んだ曲とアレンジ、
そして葛蘭さんのパフォーマンスがたのしめる映画「野玫瑰之戀」
がぜん見てみたくなるでしょ?

イエス・アジアでは VCD が出てるよ

The Wild, Wild Rose VCD @ YesAsia.com 
字幕:英語&中国語(繁体字)
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リージョン3でもよければ DVD もあるよ

The Wild, Wild Rose DVD Region 3 @ YesAsia.com
字幕:英語&中国語(繁体字&簡体字)
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どちらも日本語字幕がないのが残念だなぁ


ところでこの「野玫瑰之戀」
舞台でも演じられているようで香港での公演のポスターがあった


野玫瑰之戀 The Musical /2009年1月
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なるほど、この映画のコンセプトなら舞台でも面白そうだね


葛蘭さん、「野玫瑰之戀」とおなじく1960年の映画
「情深似海」(英語タイトル Forever Yours)では
まったく歌わず、まったく踊らず、演技だけで勝負している
残念ながらこの映画はあまりヒットしなかったそうだけれど
意欲的に作品に取り組む葛蘭さんの姿勢は素晴らしいよね


そんな真面目な葛蘭さん
ご結婚されてからは家庭に入り、以後一度もメディアの前にあらわれず
いまも静かに生活されている・・・というのも納得できるなぁ



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ちょっと残念だけど、今もたのしめる数々の映画やレコードを残してくれて
ありがとう!葛蘭さん!

よいこも機会があったら葛蘭さんの曲や映画をたのしんでね


じゃ、今日はこのへんでバイッ!


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Grace Chang @ Wikipedia
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カルメン @ Wikipedia
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嘆きの天使 @ goo 映画
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by kuronekoyuya | 2009-05-09 00:22 | ミューズ&ディーバ | Comments(4)

レトロ・チャイニーズ・ディーバ / 香港の明星 葛蘭の巻 その1




いよいよ連休も終盤にさしかかってきたね
関東地方はお天気が雨模様になりそうだし気温も下がってくるよ
よいこは風邪やインフルに注意してね

家元は明日の夜から二日ばかりお仕事だ
屋外だから、雨対策を万全にして行かないとね

よいこは規則正しい食事、睡眠、適度な運動で
抵抗力をアップさせることが大切
連休明けにはまたお天気が回復するみたいだから
元気にリフレッシュしてまたお仕事がんばってね


さて、今日も引き続きレトロなチャイニーズ・ディーバをご紹介しよう

まずはこれを見てね


香港啟德機場 Kai Tak airport 50's~60's



なつかし〜い50〜60年代の香港カイタック空港だ

フライト・アテンダント、というよりスチュワーデスと呼びたい
制服がレトロチックだね
なのにセクシーに見えるのはほっそり背の高いスタイルのせいか
それともチャイナドレスを思わせる物腰のせいかな〜


曲は I Want You To Be My Baby
歌っているのは今日の主役、葛蘭(ゲイ・ラン - Ge Lan)さんだ


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I Want You To Be My Baby の元歌は Louis Jordan & His Tympany 5 や
Georgia Gibbs が歌って
それぞれ1953年と1955年にアメリカでヒットしたもの

そう、葛蘭さんは50〜60年代を代表するマンドポップ(Mandopop)歌手
すなわち西欧のポップスを中国語まじりで歌うトップ・スターなのだ〜


葛蘭さんのレコードも、もちろん百代唱片公司 in 香港
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葛蘭さんは、おなじレトロ・チャイニーズ・ディーバといっても
上海のディーバたちとはチトちがう
時代がちょっと後だし、なんといっても彼女は香港の輝ける星なのです


1934年生まれの葛蘭さん、またの名をグレース・チャン(Grace Chang)

上海で暮らしていた葛蘭さんファミリーは共産党政権の成立をうけて
1949年香港に移住
子供の頃から歌の上手さと音楽的才能は合唱団で発揮されていたそうな

さらに声楽の勉強を続け歌の先生になるのだけれど
とつぜん一念発起、映画界へ

最初はセリフもないような小さな役ばかりだったが、そのうち頭角をあらわし
1957年の初主演作「マンボガール」(曼波女郎 )で大ブレイク!


我愛恰恰 電影「曼波女郎」/歌唱:葛蘭



あ、こういうの日本でもあったよね
日本でも外国の歌を日本語まじりで歌うポップスが流行ってたもんね
チャチャチャってうたってる葛蘭さんのイメージは
雪村いづみちゃんに似てるかな〜


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マンボやチャチャチャだけじゃなく、おなじみのこんな曲も


將來是個迷 (Whatever will be) /歌唱:葛蘭



服部良一先生の名曲も


尋夢曲 - 胸の振り子/歌唱:葛蘭



葛蘭さんが歌うと、たちまちステキなマンドポップになっちゃうよ


葛蘭さんは白光さんにあこがれて映画界へ入ったともいわれている


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そしてアメリカのダイナ・ショアのテレビ番組へ出演
名実ともに香港を代表するスターになった葛蘭さん


Grace Chang on the Dinah Shore Show, Part 2



ダイナさんと葛蘭さんと、そしてもう一人は
あれ?お着物の人・・・あ、朝丘雪路さんではありませんか〜!

曲はミュージカル「王様と私」から Getting to Know You
当時のアメリカ人のアジア趣味というかオリエンタル趣味というか
ベタな選曲で安心して聞けますね


アメリカでもアルバムを発売! 
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ハワイアンだってこのとおり


海上良宵 - 「六月新娘」1960/歌唱:葛蘭&田青



「キャセイ」「ショーブラザーズ」の2大メジャー映画会社から
次々と主演作をヒットさせる葛蘭さん


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1961年、葛蘭さんは結婚します


「Air Hostess」空中小姐
1958 のポスターから花嫁姿ね
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そして人気絶頂だった1964年に芸能界を引退
それ以降、一度もメディアの前に姿をあらわさず
静かに暮らしておられるとのこと・・・百恵ちゃんみたいだね

葛蘭さんの慎ましやかで聡明な人柄のせいでしょうか
今でも彼女の歌の人気は衰えず
折りに触れて映画やテレビなどから流れてくるそうです



你不要說走就走/歌唱:葛蘭
( YouTube で見る、をクリックして見てね)

なつかしいフォトグラフの中には、服部良一先生をはじめ
すでに世を去られた作曲家の先生方のお写真も・・・



スクリーンでの葛蘭さんは元気いっぱい
華やかで明るいお嬢様といったイメージだが
悪女を演じることももちろんあった

なんてったって、あの白光さんにあこがれていたんだものね
悪女に抵抗があるはずがない

そんな葛蘭さんのファム・ファタールぶりが見られる代表作がこれ


野玫瑰之戀 The Wild Wild Rose 1960
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次回は、服部良一先生も楽曲提供/アレンジにクレジットされている
この映画「野玫瑰之戀」を詳しくご紹介するよ

おたのしみに!


じゃ、今日はこのへんでバイッ!





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Grace Chang @ Wikipedia
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白光 @ Wikipedia
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by kuronekoyuya | 2009-05-05 00:57 | ミューズ&ディーバ | Comments(2)

Shanghai Lounge Divas その2 / 白光の巻






毎日暖かくてお天気でいいね!
よいこはお休み楽しくお過ごしかな?


さて今日は、昨日の続き、Shanghai Lounge Divas その2だよ
もう少しくわしく、日本にもゆかりのある
白光(バイ・クァン)さんについて書いてみよう


1921年生まれの白光さんは若くして一度結婚している
しかし夫の浮気が原因で子供を置いて離婚してしまう

日中戦争勃発後の1937年
「東洋平和の道」という日本のプロパガンダ映画の
オーディションに合格し主演女優2名のうちの一人に選ばれる

女学校時代から新劇女優として劇団に所属していた白光さん、
まずは女優のキャリアからスタートしたというわけだ


この「東洋平和の道」という映画については
東京百代百代唱片公司というサイトの電影世界に詳しいよ
白光さんの当時の写真もあって興味深いから是非見てね


東洋平和の道 @ 東京百代百代唱片公司


この映画に出た頃の白光さんは、
その後の妖艶な美しさとはうってかわって
まだあどけなさの残る清純なお姿だよ



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女は変わる・・・たぶん整形なんてない頃のことだから
化粧や髪型、服装や身のこなしなどで、こうも変身するんだ!と
よいこもビックリするにちがいない
東京百代百代唱片公司さんの「東洋平和の道」で
あどけない白光さんをじっくり見てください



変身後!
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映画女優となった白光さん
北京在住だった関東軍報道部の山家亨(やまが・とおる)少尉と
交流するようになる

この山家亨という名前にピンとくるよいこもいるかな?
そう、あの李香蘭を満映に紹介した「山家のおじさま」だ

この人のことを調べようにも、謎に包まれている
報道部員っていったら、もしかしてスパイっぽい?

そこまでではなくても、なんだか危険な香りが漂っているよね
中国語はペラペラ、王嘉亨という中国名までもっていたと言うんだから
いろいろ危ない橋も渡っていたにちがいないよね
川島芳子との関係もささやかれているし(彼女の初恋の相手とも?)
かなり不良っぽいかんじもするぞ

この山家亨さん、最初は「東洋平和の道」のもう一人の主演女優
李明さんと付き合っているのだけど
そうこうするうち白光さんと同棲するようになっちゃうのだ



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山家のおじさまと熱愛するようになったからかどうかはわからないが
白光さんは声楽の勉強をするために来日
あの三浦環さんに師事する



興亜三人娘(1935)/歌唱:奥山彩子・李香蘭・白光

「興亜三人娘」
作詞:サトウ・ハチロー
作曲:古賀政男


日本を菊、満州を蘭、中国を梅に例えた曲
「当代の名花三人による競演」とあるよ
菊=日本が奥山彩子さん
蘭=満州が李香蘭さん(当時は中国人だと思われていたからね)
梅=中国が白光さんだね!

三人とも声ですぐわかるよ〜

きっと白光さんが日本に声楽留学している頃のレコーディングじゃないかと
家元は想像します



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順調に女優・歌手としてのキャリアを積んでゆく白光さん

ところが1943年、山家のおじさまに日本への帰国命令が!
その上おじさまは、国家反逆、機密漏洩、軍紀違反など
十数件の容疑で逮捕・投獄されてしまう
Wikipedia によると、そのとき白光さんは何とか彼を救おうと
共に来日し奔走したが何もできず一人中国へ帰国した、とある

傷心の白光さん・・・しかし

彼女の映画スター&ディーバとしてのほんとうの成功は
中国へ一人帰国してから大きな躍進を遂げるのだ〜



桃李爭春/歌唱:白光 




帰国した白光さんを待っていたのは映画「桃李爭春」への出演だった
この映画で悪役を演じた白光さんは大評判になる

清純で従順な女性像・・・
そんなイメージが売り物な女優さんが大多数だった当時の中国映画界で
異彩を放つ白光さん

また、ソプラノ主流の女性歌手のなかにあってアルトでうたう
白光さんのセクシー・ヴォイスは
彼女の悪女的イメージ、そう、ファム・ファタール系な雰囲気を
強力に増幅させ一躍人気者になるのです〜!



荡妇心 (1949) 叹十声  歌唱:白光




1949年の映画「荡妇心」より「叹十声」をうたう白光さん
けだるいなぁ〜
しかし・・・相手役のおっさん、なんか妙なかんじだよね
いったいどんなストーリーなんだろ??


「荡妇心」は中華人民共和国建国後
初めて香港で上映された中国映画だったそうな

時の香港総督アレキサンダー・グランサムも
彼女のファンだったんだって!



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こうして悪女的イメージの役柄とセクシー・アルト・ヴォイスで
一躍トップ女優・歌手になった白光さん
家元も大好きな曲は、やっぱりこの頃のものがおおいよ



秋夜 1950/歌唱:白光




しかし家元には不思議におもうことがある

日本のプロパガンダ映画に主演し日本留学までしていた白光さん
戦後そのことで罪を問われたりしなかったのかな?

そして

白光さんと山家のおじさまの関係について
戦後なんの問題もなかったのかな?
ふつうの日本人とのおつきあいならまだしも
山家のおじさまは関東軍の報道部員だった人だよ
そのことは彼女の戦後に何の問題ももたらさなかったのかな?

それとも、よく言われているように
おじさまはどちらかというと中国寄りの方だったから
特になんの問題もなかったのかな?
または、関係は終わっていたから、
どうということもなかったのかな?


ちなみに


山家のおじさまは、投獄されていた名古屋の刑務所が空襲にあった際
そのどさくさにまぎれて脱走に成功
戦後は商売をしたりしていたらしいけど経済的に困窮し
李香蘭さん、改め山口淑子さんにお金の無心をしたりしていたらしい
そしてついに、自殺してしまう

白光さんは彼のそんな最期を、
どんなおもいで受け止めたのだろう・・・



如果沒有你/歌唱:白光




1949年、白光さんは香港へ移住し映画界社を設立
自ら製作・主演も!パワフルな人だ〜



昔の香港の様子が見られる!
桃李爭春/歌唱:白光



「チャイナタウンの灯」
作詞:西条八十
作曲:服部良一
 

1951年の新東宝の映画「恋の蘭燈」主題歌
「チャイナタウンの丘」をうたっただけじゃない、
なんと、彼女はこの映画にも主演しているんだよ
共演は池部良さん、小坂真一さん、夏川静江さん、
森繁久彌さんなど、そうそうたるメンバーなのだ

動画がなくなっちゃって残念です


假正經/歌唱:白光




そしてアメリカ人と結婚


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歌手を引退した白光さん
1953年になると銀座でナイトクラブを経営するようになる
そのナイトクラブがなんという店でどこらへんにあって
どんなお客さんが来てたとか、そういうことは
全然わからないけれど

白光さんは
日本にたいする親近感をずっと持ち続けていたのじゃないかな〜
ということはちょっと想像できるよね



白光 黃昏 往事如烟 33RPM PHILIPS LABEL. 1956




アメリカ人との結婚は破局を迎え、
それと同時に白光さんは日本から撤退します


そして1969年
40代も終わりにさしかかった白光さんはマレーシアを訪れ
そこで彼女のファンだという20歳も年下の顔良龍さんと出会います

白光さんは彼の優しさに心魅かれるようになり二人は結婚!

白光さん、パワフルなファム・ファタールの面目躍如!でありますぅ〜
いいぞ、いいぞ!

二人は、彼女が病を得て1999年に79歳で世を去るまでの30年間
添い遂げるのです・・・



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クアラルンプール郊外にある白光さんのお墓からは
彼女の歌声が流れてくるそうな・・・
と言っても心霊現象じゃないからね安心してね
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白光さんが百代レコードでヒットを飛ばしていた時代から
かれこれ70年近い月日が流れ

今や彼女の名前を知らない中華圏の若者も多いのは当然だよね

しかし、そんな若者たちも
カラオケでは彼女の往年のヒット曲をガンガン歌っているんだって



Waiting 4 U (Ian Widgery Remix) 等著你回來/歌唱:白光




なんとなく謎な部分も多い白光さん
女性としては決して平坦な人生の道のりじゃなかったと家元はおもう
でも最後に最愛の人と出会って幸せをつかんだんじゃないだろうか

それはひとえに、彼女が人生に対して投げやりにならず
常にパワフルに、やりたいことや欲しいものに
どん欲に取り組んでいった結果なのじゃないかとおもうなぁ

そして

悪女的イメージで人気をさらった白光さんだったけれど
「東洋平和の道」の写真のような
純真であどけない素顔は、きっとずっと忘れていなかったんだね



そんな白光さんの歌は今も多くのファンに愛されているのです





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白光 @ Wikipedia
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山口淑子 @ Wikipedia
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川島芳子 @ Wikipedia





白光 - 如果沒有你 (復刻版)
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by kuronekoyuya | 2009-05-04 02:19 | ミューズ&ディーバ | Comments(4)

Shanghai Lounge Divas その1 / 百代唱片公司と白光の巻




いよいよゴールデンウィークもまっさかり!
よいこはたのしくお過ごしかい?

なんといっても気持ちのよいお天気だよね〜
家元は、この季節が一年中でいちばん好きなんだ
そういうよいこも多いんじゃないかな〜


さて


家元が「オールド上海好き」というのは全然しられていないが
実は「上海」「租界」「レトロ」とか聞くと
耳がピクッと反応するくらいアンテナを張っているんだよ

あぁ・・・懐かしの上海・・・

なんてね

まだ一度もいったことないんだけどね

想像だけです


そんな家元、音楽でもレトロなチャイニーズ・ポップスから京劇っぽいものまで
アジア・中国系が大好きなんだな〜


数年前に見つけて、どうしてもほしくて、当時は送料が高かったんだけど
中華版アマゾンみたいな YesAsia.com (イエス・アジア・ドットコム)
で買ったのがこの CD !



Shanghai Lounge Divas / 2004 Compilation
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2枚組で、1枚目が古いオリジナルレコーディングを現代風・ラウンジ風に
リミックスしたもの、もう1枚が、それらのオリジナル音源という
家元にはたまらないコレクションなのだ!


今は入手がむつかしそうで残念だが、もしみつけたら是非
お手に取ってみてほしいなぁ〜
ダイレクトにレトロなものはちょっと・・・というよいこにも
馴染みやすいよ!



Shanghai Lounge Divas より




Shanghai Lounge Divas に登場するディーバたちの名前は
キラ星のごとく・・・

1930年代に「黄金の声の持ち主」といわれた周璇(シュウ・セン)
ドラマチックな人生はよいこもよく知ってるよね、李香蘭(リー・シャンラン)
ポップスを歌う映画スター、グレース・チャンこと葛蘭(ゲイ・ラン)
お嬢様っぽかった姚莉(イウ・レイ)・・・


彼女たちを語る上で、いやいや、中国ポップスのお話をする上で
素通りすることができないのが百代(パテ)レコードだ



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上海のフランス租界には「百代小紅楼 - La Villa Rouge」として知られる
フランスのレコード会社パテ・マルコニ(百代唱片公司中国総部)の建物が
今も残る

そのレトロな外観や詳しい歴史は上海ビジネスフォーラムの
百代小紅楼・La Villa Rouge で見ることができるよ

建物は現在、高級フランス料理レストランになっているが
昔の面影を残す素晴らしい雰囲気だぁ〜♡いってみたいなぁ
お庭でコーヒー、なんてことも昼間ならできるらしいぞ!



ステキすぎるぅ〜♡
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さて


フランスの老舗映画界社パテ社は1908年、中国にレコード・プレイヤーを紹介
1915年、中国で初めてのレコード生産をおこなうようになる

1934年、事業を拡大しすぎたパリのパテ本社は恐慌のあおりを受け倒産
パテの上海支社はイギリスの EMI に吸収され EMI東方百代唱片公司となる

EMI に吸収されてもパテ=百代の名前は社名の一部として残されたんだね


パテという発音が中国語の百代と似てるというあて字なんだけどね
雰囲気が出ていていい名前だね

上海で生まれたこの EMI東方百代唱片公司は、香港百代唱片として飛躍を遂げ
現在、百代唱片(EMI中国)といえば中国を代表するレコード会社であります



レトロな百代のロゴにはにわとりのデザインが!
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一方1935年に正式に倒産したパリのパテ社
当時の経営者は起訴され服役、そんな紆余曲折を経たのち、
1940年代に入ってから会社は再建の道をたどる

現在は、製作・配給・劇場などを含む映画部門と
ケーブル・衛星を含むテレビ部門を持つ会社として有名なのだ
ちなみに、フランス・パテ社のロゴもシャレたおフランス風な
にわとりのデザインだよ



さて、上海にあったパテ社のレコードが
キラ星のようなスターたちの歌声を数多く残すのは
1934年に EMI東方百代唱片公司となってからのことだ

当時の上海にはたくさんのラジオ局(50局とも)があり
多くのナイトクラブ(数えきれないよね、きっと)もあり
そこで演奏される曲が次々とレコーディングされ
なんとも上海バンスキングで華やかな時代


当時を彷彿とさせる CD、 Shanghai Lounge Divas ・・・
中でもまっさきに家元の耳に印象的だったのは
白光(バイ・クアン)さんの歌声


白光 ( Bai Guang / Bai Kwong )1921−1999
f0109989_17331016.jpg



当時のチャイナ系歌姫といえば、ソプラノ・ヴォイスが主流
京劇を思い出させるウルトラ高音域でミャォォ〜ンとうたう人がほとんどなのに
ありゃ?この人、アルトな低い地声でうたってるよ〜

最初はそれが気になって、そのうちすっかりトリコになっちゃったのだ


我等著你回來/歌唱:白光



洒落てる〜!
今じゃ当たり前なんだけど、当時こんな声で歌う女性歌手は
たぶん彼女が最初だったのじゃないかなぁ



f0109989_2352052.jpg



この白光さん、家元がなんとも心魅かれるのにはもうひとつわけがあった
実はこの方、日本とのご縁が深〜い女性だったんだよ


そのへんのお話は次回「Shanghai Lounge Divas その2」でのおたのしみ
ということで


今日はこのへんで、バイッ!





↓パテ社についてもっとしりたいよいこはクリック Go!(英語)
Pathe @ Wikipedia
↓百代唱片(EMI 中国)についてもっとしりたいよいこはクリック Go!(中国語)
资料:百代(EMI)唱片公司介绍
↓白光さんについてもっとしりたいよいこはクリック Go!
白光 @ Wikipedia
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by kuronekoyuya | 2009-05-02 23:54 | ミューズ&ディーバ | Comments(6)


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